釣りにゃんだろう

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Red river valley

アメリカの古いカントリーソングに、『Red river valley』という曲がありますが、私はこの曲を聞く度に北海道の小さな村を思い出します。

道央の余市や小樽から山を登っていった先に、赤井川村という村があります。
名前の通り赤井川という川が流れていたりして、まさにRed riverなのです。

もっともvalleyというほど谷底ではなくて、山の上の開けた平原といった雰囲気で、田畑が拡がっている場所です。

 

 

この山の中なのに開放的な雰囲気が、なんとも牧歌的でRed river valleyの曲調を思い出させます。

北海道の山合の小さな集落というと、なんだかジメジメとした陰湿な雰囲気があるものですが、すかっと拡がった景色からは、そういったものを感じにくいです。
「日本の美しい村」みたいなものに選ばれているそうですが、それも納得ですね。

道の駅なんかも、どーんと広い駐車場があり開放的で、ドッグランもあったりして、のんびりとした空気が流れています。

 

 

村の真ん中を流れているのは、余市川の上流部であり、飽きない程度にニジマスやヤマメが釣れます。
狭すぎず広すぎず、あまり張り切らずに、ちょっと釣り歩くには調度良い規模の川です。

土日などには、都市部から結構釣り人が訪れるようですが、平日ならゆったりと誰にも会わずに釣りを楽しめることも多いです。

こうしてこの村で気分良く過ごしていると、もしRed river valleyの曲のように、誰かから「行かないでほしい」と言われたら、自分はこのままこの村に残って、せっせと農作業をして働いて、たまに釣りをしてずっと暮らしてもいいかもな、と思ってしまいます。

 

 

まあ、そんな出会いもないので、今私は赤井川には居ないわけですが、人生なんてこの程度のことで、その先のことが決まってしまうものだと思います。

私は、あちこちに釣りにいく暮らしをしていれば、その内に終の住処が見つかるんじゃないかと思っていますが、赤井川村は直感的に「ここでもいいかな」と思った、一ヶ所となっています。

 

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