ロッドの継ぎ目というものは、とても注意が必要なものです。
弛んで抜けかけた状態で魚を掛けたりキャストをすると、ロッドが折れてしまうことがあります。
逆に、ガッチリとハマってしまい抜けなくなり、、片付けが完了できずなかなか家に帰れなくなるなんてこともあります。
これらのトラブルを防ぐことができる、ちょっとした工夫がいくつかあるので、今回はご紹介しましょう。
フェルールワックス。
ロッドの継ぎ目に塗る、フェルールワックスというものが売られています。
これは、弛み止めの効果が強いもので、少し塗っただけでかなり強力に継ぎ目が固定されます。
塗り過ぎると継ぎ目が抜けなくなり、非常にやっかいなことになります。
ですから、このような物は、ロッドを捻るキャストを繰り返すと継ぎ目の弛みやすいフライロッドか、継ぎ目がかなり擦り減り弛くなったロッドに利用するのが良いでしょう。
正直、あまりちょうど良い具合に仕上がることがないので、私は現在は使っていません。
ローソク。
私がロッドの継ぎ目に塗るものとして、一番おすすめしたいのはローソクです。
ローソクを塗ると、ロッドは弛みにくくなりますし、固着して抜けなくなるのを防ぐことができます。
ロッドを使用している時は抜けにくく、抜く時には抜きやすくなるという、理想のものです。
わざわざフェルールワックスを買うくらいなら、誕生日ケーキにでも付いてきたローソクを使用した方が、ずっと良いでしょう。
ビニールテープ。
ロッドの弛みを防ぐ方法として、継ぎ目にビニールテープを巻く方法があります。
物理的に止めてしまうのですから、確実な方法です。
フライフィッシングでロッドを捻りやすいキャスト方法をする時や、少しでも継ぎ目が弛んでいると危険となる大物を狙う場合などには、この方法をとっておいた方が良いでしょう。
専用のテープなどもあるようですが、100円程度のビニールテープで充分です。
以上のように、ロッドの継ぎ目のトラブルを防ぐ方法は、いくつかのものがあります。
私は、基本的には全てのロッドにローソクを塗っておき、弛みに厳重な注意が必要な場合だけビニールテープを巻いています。
みなさんも、自分のロッドの状態や釣りの方法などを考えて、ベストな対処方を導き出してみてはいかがでしょうか。