釣りにゃんだろう

猫のように気まぐれに 独断と偏見に満ちた釣り情報をお届け

異常気象!?

それにしても、暑すぎやしないか。今さらながら、昨日からの日中の行動を振り返りながら、僕は思っていた。 今は6月の中旬だ。ここは、近くの山の頂に白い雪が見えるほど、標高の高い場所で、周囲をタイガの森に囲まれている。 まだ春と言ってもいいばすの…

記録更新。

翌朝、目を覚ましてみても、誰も目を覚ます気配はない。 8時過ぎにルームメイトが目を覚まして、朝食をとることにした。こんな風に、食事の時間は、人によってバラバラで、めちゃくちゃなのだから、その支度をするおばさん達は大変だろう。 多少、釣りの話を…

ラクダさん、どうもありがとう。

夜8時を過ぎて陽が傾き始めた頃、荷物と酒類を満載したラクダが到着して、キャンプに歓声が響き渡る。 酒は皆さんにとって命の水のようなものであるからか、運んできてくれたラクダ達を、しきりに労っていた。 そうこうするうちに、「ご飯だよー」と食堂から…

めんどくさい川。

さて、ファイト一発激流に漕ぎ出してみたわけだけれど、どんどんと川を下っていくわけでもなく、ちょこちょこと船を岸につけては、釣りをしていくことになる。 強い流れの中を歩くのも、その中を釣るのも、正直言って、めんどくさいので、「今日は何も釣れな…

ブルジョアとファイト一発。

新しい朝が来た。希望の朝だが、誰一人として目を覚ます気配がない。 まだここが目的地ではないのだから、さっさと先に行こうぜ!という気がしないでもないのだけれども、我々には時間はいくらでもあるし、先を急ぐようなちんけな旅でもないのだ。 一番疲れ…

自由への長い旅。

ほどなくして、先行していた途中まで同じ行程のグループの車と合流して、車列は三台編成になった。 パンク、給油、休憩、橋にゲートを作る民間の関所みたいな所で金をとられる、などなどありつつも、概ね順調に旅は続き、車内にはじんわりと疲労感が広がって…

welcome to the hell.

白タクのような青年に、お礼を言う間もなく、空港で待ち構えていたお姉さんに連れられて、今朝ウランバートルに到着した釣り軍団に合流させられた。 空港の片隅には、大小様々なロッドケースが積み重なっていて、周囲には主にヨーロッパからの長旅でお疲れ気…

釣り場までは何マイル?

何度目かのチンギスハーン国際空港。夜の10時過ぎ。 旭川空港よりも小さくて、日本の田舎の町役場くらいの建物。ちょっと来ない間に改装をしたのか、所々綺麗になっている。せっかく綺麗にしたのに、新しい空港を建てる計画もあるらしい。 入国審査を終えて…

ツキの構造

「ツキの構造」という、釣り人にとっては、なんとも恐ろしい話が、開高健の「私の釣魚大全」の中に収録されている。 この話は、釣りの「ツキ」にとことん見放され、それを取り戻すまでの連戦連敗の過程を、煮えくり返る釣り人の醜い心情もそのままに、赤裸々…

ing進行形の釣り。

現代の日本の釣りには、ing(~イング)のついた、奇妙な釣方の名称が、沢山存在する。このような言葉を、使用するか、好ましく思っているかは、その人の「釣り具業界に踊らされている度合い」を推し量る、良い指標になると思う。 エギング、エビング、チニ…

タイメンとイトウ

私が日頃良くお世話になっている、この二種類の魚について、釣り人目線で簡単に比べてみた。釣りをしない人からすれば、同じようなものかもしれないが、釣り人目線で見てみると、かなり違うものだ。 見た目の違い。 まず体型が違う。 どちらも1メートル以下…

史上最強のルアー。ダイワ チヌーク S

値段が高くない。どこでも手に入る。どんな魚でもよく釣れる。これだけ持っていれば、様々な状況に対応できる。そんな夢のようなルアーが、ダイワのチヌークです。 本当に信用できるルアーとは、こういうものだ。 旧型のチヌーク、チヌーク S、レーザーチヌ…