私は、釣れた魚をちゃんと写真に撮るのが趣味ですが、魚が生き生きとした綺麗な写真は、湖よりも川の方が撮りやすいです。
川は綺麗な水が流れていますから、魚を囲っておくための池を石を動かして濁っても、すぐに水がクリアになります。
そして、そんなキラキラと輝く流れのあるクリアな水の中では、魚の本来の色や美しさが写真にでやすくなります。
魚の美しさを自分の目で見た時に感じた感動を、写真としても残しておくことができます。
これに対して、湖はどうでしょうか。
地質にもよりますが、湖は濁りがなかなかとれなかったりしますし、綺麗な流水があるわけではありませんから、どうしてもどんよりとした写真になります。
これに加えて、風が吹いていて波があったりすると、チャプチャプと絶えず魚を寝かしている地点の水深が変わり、魚の身体が綺麗に見えるベストな深さで撮ることが難しくなります。
自分の目には綺麗に見えた魚も、写真に撮るとそうでもなく見えてしまうことがありますし、感動が半減してしまうことさえあります。
このように、綺麗な魚を綺麗に写真に撮りたいのなら、石底の川に行くのが一番良いということになります。
年々、私が湖よりも川に釣りに行くことが増えているのは、こういったことも一因なのかもしれません。