釣りにゃんだろう

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芦ノ湖というカオス。

いつだったか3月に芦ノ湖で岸から釣りをしていたら、沖からボートが近づいてきました。

そのボートに乗った人は、私が釣りをしている場所から20メートルほどの所で釣りを始めたのですが、でっかいチャートカラーのスピナーベイトを岸際に打ち込んでいるのです。

 

 

私はバス釣りには詳しくないですが、トラウトを釣るにもちょっと水温が低過ぎるかなといった時期に、でっかいスピナーベイトで釣れるなんてことがあるのでしょうか。

しかも、キャストしているのは、私がついさっきまで立ち込んでいた場所であり、バスなんて一匹も見かけませんでした。

もしかしたら寒い時期だからこそ、でかいルアーでリアクションで釣るみたいな戦法があるのかもしれませんが、それにしたって膝下程度の水深で、さっきまで何も居なかった場所に投げていては、釣れることはほぼないのではないでしょうか。

 

 

「どんな釣りをする人の中にも、訳の分からないことをやる人は居るものだなぁ」と思わされましたが、こんな愉快な光景が見られるのは、芦ノ湖ならではなのかもしれません。

芦ノ湖には、バスもトラウトも生息していて、それぞれを狙う釣り人が共存しています。
岸寄りするようなベストシーズンは違うのですが、トラウトが釣れる寒い時期でも、バス狙いの釣り人も結構見かけます。

その結果、フライを投げている私の横に、スピナーベイトをぶち込んでくる人が現れるといった、ちょっとカオスな状態になったりするのです。

 

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自分とは違う釣りをしている人の姿が見えると観察しがいがあり、暇潰しには調度良いものです。

湖で投げ続けるというのは、修行のようにキツイものですし、そんな苦しさもバス釣りの人を見て観察していると、ちょっとは忘れることができます。

私は、芦ノ湖が特別素晴らしい釣り場とは思いませんが、退屈しないという点においては、ちょっとは優れている気がします。