釣りにゃんだろう

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ボートから魚を釣って楽しいか?

同じ魚が岸からもボートからも釣れる場合に、どちらを選ぶかは、その釣り人の嗜好によってはっきり分かれるものだと思います。

 

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一概には言えないかもしれませんが、基本的に効率が良く釣れるのはボートの方です。
体力をほとんど使わずに移動でき、背後などに障害物がない場所でのびのびと広範囲で釣りができ、魚とのやり取りも余裕を持って行えます。
さらに、場合によっては魚探も利用することもできます。

 

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一方で、オカッパリと呼ばれる岸からの釣りは、移動には体力が必要になり、移動範囲がボートに比べると制限され、地上や水中の障害物により釣りも制限され、ボートと比べると非効率的な釣りとなることが多いです。

岸べったりで魚が釣れるなんて場合を除けば、基本的にはボートからの方が魚を釣るのは簡単であると言えると思います。

 

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ですから、少しでも効率良く魚がとにかく釣りたいと思う人は、ボートからの釣りが好きでしょうし、多少苦労してでも地に足をつけて「自分で釣った」というような実感を得たいと思う人は、岸からの釣りの方が好きなはずです。

私は、ボートに乗ること自体はまあまあ楽しいとは思いますが、そこから釣りをするのはあまり面白くないと思います。
やはり釣りは自分の足で地面を踏みしめ、魚と対峙してこそのものだと思いますし、それをボートからちょちょっと投げて釣ってしまっては楽をし過ぎだと思います。

トローリングなどの、ボートの規模に見合った明らかに大物狙いなら、ボートもありだと思いますが、できる限りはボートから釣るのは避けたいと思っています。

 

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そして、何より私がボートから釣りをするのが好きになれない一番の理由は、魚の綺麗な写真が撮れないという点です。

私は、釣った魚の写真を撮るのが趣味ですし、その仕上りを考えたら、どうしても魚を水に浸けて撮りたいわけです。
これはボートからだと、かなり難しいことです。

魚が釣れて、水面まで手が届くボートだったとしても、浅瀬のように魚を寝かせられませんから、手で支えるか、ネットに入れなくてはなりません。
これでは、イマイチな写真しか撮れません。
魚を寝かすために船上まで魚を上げてしまったら、水に浸けて撮ることができません。

私が考えている最良の方法は、浅いトレーのような物をボートに積んでおき、それに水を入れて魚を寝かす方法ですが、これだって自然の石や土が見える岸での写真と比べてしまったら、なんともガッカリなものになるはずです。

 

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もうこうなったら、ネットに魚を入れて水中に突っ込んだまま、ボートを動かして岸に着けて、写真を撮るために上陸するしかないでしょう。
実際に、私はボートから魚が釣れた時はこうしたことが何度もありますが、そのめんどくささと言ったら、なかなかのものです。

だんだん魚が釣れるのがめんどくさくなってきたり、写真を撮らずに逃がすようになってきたりして、もう何のために釣りをしているのだか分からなくなってきてしまったものです。

 

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こんな風に、ボートから釣りをすると、魚の写真が撮りたい私としては、どうしても満足度は低くならざるを得ません。
それから、やはり楽をして釣った魚というものは、印象が薄くなるものなのでしょうか、ボートから釣った魚はしばらく時間が経つと釣ったことを忘れているようなことが多い気がしますので、できる限り避けたいと思っています。