釣りにゃんだろう

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大きな魚が掛かると、根掛かりと勘違いしてしまう。

釣りキチ三平という漫画の中に、2メートルのイトウを釣る話があります。
その時に三平君は、イトウが掛かった当初は根掛かりだと思い、ラインを引っ張って切ろうとしてしまいます。

これは、あくまで漫画の中の表現ですが、「デカイ魚が釣れると根掛かりのような感じがする」というのは、本当にあり得ることだと思います。

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「ノーノー、フィッシュ」

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以前モンゴルの川で釣りをしていた時、急にリールが巻けなくなり、ルアーの動きがピタリと止まったことがあり、完全に根掛かりしたのだと思いました。
「根掛かかった」と隣に居たガイドに言いましたが、彼は「ノーノー、フィッシュ」と笑いました。

その次の瞬間、「ドッボーン!」と巨大なタイメンがエラ洗いをし、さらにギュンギュン下流へ走り出したのですから、もう軽くパニックです。

結局、その魚は120センチあり、「大きな魚が釣れると根掛かりのようになる」というのは本当なのだと、私は身をもって知ることができたのです。

「トン」と一瞬にして動きが止まり、ウンともスンとも言わなくなってしまうのは、特大サイズの魚は、ひと口でルアーやフライを食べてしまい、ちょっとやそっとては動かないだけ重量があるからでしょうか。
大きな魚というものは、釣られたことに気づくまで、ちょっと間があるような気もしますし、それも根掛かりのように感じる一因かもしれません。

 

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このように、大きな魚が掛かると根掛かりのように感じることがあり、「釣りキチ三平のイトウ状態」のようなことは充分にあり得るのではないかと、私は思っています。
しかし、まあ、このような経験をしてしまうと、私はただでさえ頻繁に地球と魚を間違えるような下手くそな釣り人なのに、ますます根掛かりだか魚だかよく分からなくなってきてしまうから困ったものです。