たまに釣り雑誌などに、○○スクールや○○クリニックといった名前の、川などで集団でメーカーの人や有名アングラーに集団で指導を受ける様子が載っていることがあります。
ルアーでもフライでも、メーカーやショップなどが主催してこのような会合が開かれることが、それなりにあるようです。
私は、そういったページを見るだけで、なんだか体調が悪化するるくらい気分が悪くなってきてしまいます。
釣りというものは、あんな風に集団になって人から教わらないとできないものなのでしょうか?
決してそんなに難しいものではなく、自分一人でもちょっと調べればできるものでしょうし、何か上手くかないことがあったら、自分で考えて工夫すれば良いものではないでしょうか。
そういったものなのに、集まって誰かから教えを乞わなければできない人が少なからずいるというのは、「誰かから指示をされたことを、みんなでしないと安心できない」というような主体性のない日本人の国民性がよく現れている現象だと思います。
釣りだけではありません。
山登り、写真、バードウォッチング、旅行など、ありとあらゆる趣味で、集って指導を受けるようなことが、この国ではよく行われています。
私は、こういったことは本当にみっともないことだと思います。
「私は、自分の頭で考えて判断し行動することができないバカな人間です」と自分から言いふらしているようなものなのですから。
そういった人間が沢山この国に居ると思うだけで、戦前の空気感みたいなものがまだ残っているようで、なんだか気味が悪くなってきてしまいます。
どうしてこうも操られ人間のような人間が多いのか、本当に奇妙な国だと、釣りのスクールの様子を見るだけでも思ってしまいます。