釣りにゃんだろう

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水の濁りは葦を通過すると少し解消される。

かなり前に、テレビの釣り番組でルアーでのバス釣りの様子を見ていた時のことです。
ボートから川で釣りをしていたのですが、雨の影響かかなり濁っていました。
そこで、出演者は「葦の裏は濁りが少しとれる」というようなことをいって、岸から葦の根がせり出してきている裏のような場所を狙って、釣果を上げていました。

映像を見ていると、誰かに葦の根を通過した部分の水はわずかに濁りが解消されていましたし、そのスポットだから魚が釣れたというのも本当かもしれないと思えました。

 

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それから、随分と時が流れて、私は葦の生えた川でイトウ釣りをしていました。
雨の多い年で、「ちょっと濁り過ぎかな」というような水色でしたが、ふと葦がせり出した場所の裏を見ると、やや濁りがとれているではありませんか。

「ああ、あの時バス釣りの人が言っていたことは本当なんだなぁ」なんて思いながら、その場所をなんとなくしつこく攻めていると、一匹は魚を釣ることができました。

 

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濁りが弱い場所だから釣れたという確証はありませんが、多少は有利に繋がった可能性はありますし、自分がやらないルアーのバス釣りの番組を見ていたお蔭で釣れたとも言えなくはないと思います。

こんな風に、釣りは自分のしないジャンルのものの中にも、自分の釣りのヒントになることが、いつどこに転がっているか分からないものだと思います。
どんな釣りでも釣りは釣りですし、必ずどこかに共通性があったり、応用できることがあるのではないでしょうか。

自分が興味がない釣りの話でも、なんとなく聞いていれば、勉強になることは少なくないのかもしれませんね。