釣りにゃんだろう

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「釣れなかったから金返せ!」

以前、釣り場の入漁券を売っている場所で、「一匹も釣れなかったから金を返せ」と言ってきた人が居たという話を聞いたことがあります。

入漁料というのは、魚釣りをする権利に対する料金なのですし、魚の確保を保証しているわけではないのですから、完全に的外れなクレームでしかないですよね。
最近の世の中には、訳の分からない主張をしてクレームをつけてくる人が多いようですが、釣りの世界にも、こんな理不尽なクレーマーがいるのですね。

 

 

とは言っても、ちょっとはそんな人の気持ちが分からないでもないです。

私も、1日1000円とか場合によっては2000円以上の入漁料を払ったのに、1匹たりとも魚を掛けられなかったことが、いくらでもあります。
魚を掛けてさえいないのですから、釣りをしなかったのと何も変わらないような気がしてきてしまいますし、「これなら、釣れたら金を払うんじゃいかんのか?」と言いたくもなってきてしまいます。

これは、もうほとんど「釣れなかったから金返せ!」と言う人と同じような考え方ですし、私も半分頭のおかしいクレーマーになりかけてしまっているのかもしれません。

まあ、頭の中で考えるだけなのと、実際に文句を言うのとでは、かなりの違いがあるとは思いますけどね。

 

 

魚が釣れなかったのは、釣り人が下手だったからなのかもしれませんし、魚が居なかったからなのかもしれませんし、たまたまその日の状況が悪かったからかもしれません。

この中で、一番よく考えられるのが、「魚が居なかった」という理由ではないでしょうか。

だから、釣り人は、「魚が居ないのに、こんなにお金をとって詐欺じゃないのか?」と腹を立てるのだと思います。

 

 

本当にそうならば、釣り場にも多少の非はあるのかもしれませんが、こればっかりは中々証明できません。

本当にろくに魚が居ないというような場所もありますが、釣りで釣れなくても意外と魚は居るものだという説もありますし。

結局は、どちらに問題があるのか分からないのですから、文句を言いたくなるような釣り場があっても、大人ならグッと堪えるしかないのでしょうね。