釣りにゃんだろう

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ラフティングやカヌーの釣りへ影響は?

たまに、雑誌や本などの川の釣り場の紹介の文章の中に、「夏の日中はラフティングボートの通過が多いので注意」というようなことが書いてあることがあります。

確かに、釣り人が多い川の中には、ラフティング業者も出入りしている川が日本中に沢山あり、見かけたことがある釣り人も多いのではないでしょうか。
その数も年々増えているような気がしますし、ラフティング以外にもカヌー業者も見かけることも増えています。

時には、「何艇いくんだ?」というくらい永遠と目の前をボートが下っていくこともあり、魚が逃げてしまうと思うのか、そういった釣り場を避ける釣り人もいるようです。
しかし、本当にそれほどラフティングなどは、釣りに影響を与えるものなのでしょうか?


本流なら、それほど影響はないはず。

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ラフティングやカヌーが行われるのは、ある程度の川幅や水量がある場所が多いでしょう。
水深がろくにないような渓流ではなくて、本流で行われることがほとんどのはずです。

そういった場所では、バチャバチャとボートが通ったくらいでは、そこまで釣果には影響はないのではないでしょうか。
一瞬魚が散ることはあるかもしれませんが、5分もすれば戻ってきそうなものです。

むしろ、魚が動くことで、逆に釣れるようになる可能性だってあります。

 

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湖や海ではボートが通過した後に、魚が釣れるということがよくあります。
これは、魚が動き回って、それまで餌と捕食魚が平衡を保っていたバランスが崩れ、スイッチが入るからではないかと私は思っていますが、原因は何であれ海や湖では船が通ると魚が釣れることはよくあります。

ある程度水量のある川なら、これと同じような効果があることもあり得るのではないでしょうか。

 

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とにかく、少なくとも、釣り人が沢山並んでルアーやフライや仕掛けを投げ込んでいるよりは、たまにラフティングボートやカヌーが通過するくらいの方が影響はずっと小さいのではないでしょうか。

ボートをひっくり返して遊ぶポイントなどは、さすがに避けるべきでしょうが、多少ボートが通過する程度の場所なら、そんなに気にする必要はないと、私は思っています。

ラフティングボートが上流からやってきたら、焦ったり腹を立てたりせずに、釣りの手を休めてのんびり見送ったり、手を振ってくる人がいれば振り返すくらいの余裕を持って釣りをしていた方が、良い結果が得られるのかもしれません。