釣りにゃんだろう

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沖堤防や沖磯で釣りをしていて津波がきたら。

私は、テレビで沖堤防沖磯なんかで釣りをしている様子を見る度に、「ここに津波がきたら、まず助からないんだろうな」と思います。

津波の到達まで時間があれば、船が助けにくるかもしれませんが、助けに来るはずの人達が地震の段階で被害を受けてしまえば来られませんから、必ず救助が来るという保証はないはずです。

 

「ドーン!」と足元から震えるような大きな地震がきて、スマホからは警報音が鳴りやまず、どこか遠くからはサイレンの音も聞こえてくる。
そうなっても、自分にできることは、少しでも足場が高い場所に登ることだけでしょう。
そうこうするうちに、巨大な津波がやってきてthe end…

巨大な地震や津波が起こる予定がある地域は、日本中にあるわけですし、釣りをしていればこのような最悪の結末を迎える可能性はいつでもあるわけです。

 

それでは、釣りなんて危険だから止めようと言うべきかというと、私は決してそうは思いません。

所詮人間なんて自然の前ではこんなものでしょう。

大きな自然現象の前では、人間一人の力では運命をどう変えることもできないわけで、特別釣りだけが危険なわけでもないと思います。

どうしようもないことはどうしようもないわけですし、それが地球に生きているということですし、黙って最期を受け入れれば良いだけの話だと思います。

 

釣りをしていて津波に飲まれたとしても、交通事故で命を落とすよりはずっと自然なことですし、人間らしい一生だったと言えるのではないでしょうか。

まあ、わざわざ釣りになんか行かなければ助かった可能性もありますが、そんな小さな「たら、れば」を考えていたら何の行動もできなくなるわけですし、本人が釣りに行きたかったのなら仕方ない話だと思います。

釣り人なら、最期は海に消えるのも本望かもしれませんし、あまり口うるさく危険だなんだと言わずに、送り出してあげるべきでしょう。