近頃のバスフィッシングでは、高性能な魚探のライブビューというモードを使って釣りをすることがあるそうです。
ライブビューを使うと、魚が居るか居ないかが分かるだけでなく、リアルタイムな魚の動きまで知ることができ、ルアーに反応したかまでも分かるそうです。
もうここまでくると、完全にゲーム感覚であり、従来の釣りとはかなり違ったものになってしまったと思うのは、私だけでしょうか。
当然、そんな魚探を読み、フルに活用して魚を釣るためには、かなりの技術というものが求められるのでしょうが、そういった能力が求められるなんて、魚釣りと言えるのでしょうか。
そんな風にして魚を釣るのは、ひたすらスマホでゲームをしているのと似たようなものな気がしてきてしまいすし、私のような古い人間からすれば、釣りではないと思ってしまいます。
魚釣りが好きな人は、屋外で風や空気の匂いを感じながら、水の中を想像して工夫を凝らすことが好きな人が多いと思いますが、釣りに来てまでもモニターとにらめっこしなくてはならないなんて、バカらしいと思うのではないでしょうか。
それでも、産まれてからスマホのディスプレイばかり見て育った若い人達は、釣りにきてまで画面ばかり見続けることにも全く抵抗はないでしょうし、これからはこういった釣りも受け入れられていくのかもしれません。
近頃は、どこに行っても一日中画面を見ている人ばかりになっていますが、とうとう釣りに来てまでも画面とにらめっこする時代が来そうだとは、本当に人間はどうなってしまうのだろうかと、不安しか感じません。