釣りにゃんだろう

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キャストのロッドの振り方を時計で例える難しさ。

たまに、ルアーやフライのキャストを教える時に、「10時から2時の間」といったように、ロッドの振り幅や停止位置を時計でたとえる人がいます。

おそらく、昔から本などにこのような説明が書かれていたせいだと思いますが、正直とても分かりにくい説明ではないでしょうか。

 

近頃は、アナログの時計を使っている人はあまりいませんし、若い人の中には読めない人だっているようです。
そういった人達が、「何時の位置」なんて言われても意味不明でしょう。

そもそもが、「自分を中心として時計をイメージして、ロッドを時計の針として考える」ということ自体が、上手くできない人だって沢山いるのではないでしょうか。

ですから、このキャストの教え方は、決して万人に伝わりやすいものとは言えないと思います。

 

ロッドの振り方を教えるなら、実際に目の前で振って見せたり、相手の腕を掴んで「ここからここまで」と動かしてみるべきだと思います。

また、それと合わせて「振り過ぎるとどうなるか」ということも、実演してみると良いと思います。

ここまでやれば、教えられる側の人は、どれくらい振るのが正しいのか、間違うとどうなるかを知ることができ、自分一人ででも練習できるようになるはずです。

とにかく、キャストを教えられる時に「何時から何時」なんて言われても、ほとんどの人は混乱するだけでしょうから、もう止めるべきでしょう。