私は、湖でも釣りをすることはありますが、年々川で釣りをすることの方が好きになってきています。
なぜなら、湖で釣りをするのは非常にダルさを感じてしまうことが増えているからです。
特にフライで沈める釣りをしている時に言えることですが、湖の釣りというものはとにかくどんよりとしています。
湖には、川のような強い流れも無いですから、フライも川と比べると生き生きとした動きをしていません。
また、沈んだラインは、川で釣りをするよりも重く感じられ、とにかく一つ一つの動作がダルく感じられます。
それから、どうしても湖では川ほどは移動を繰り返しませんから、ひたすら釣れない中でキャストを繰り返していると、気分もどんよりしてきてしまいます。
一投一投、一歩一歩ごとに新しい世界が広がる川の釣りと比べると、どう考えても退屈ですし、より忍耐力が必要とされます。
それでも、魚が釣れれば晴々とした気分にはなれますが、釣れなかった時の精神的ダメージは、川よりも明らかに大きい気がします。
そんなわけで、湖に釣りに行く気が年々無くなってきているわけですが、まだ少しだけ「あれをやってみよう、これもしてみたい」というような釣りがあるので、完全に湖での釣りを止めるわけにはいかないようです。
さっさと満足できるだけの釣りをして、湖での釣りを卒業したいところですが、果たしてそう上手くいくでしょうか…。
