昨年から「コロナ太り」といった言葉が聞かれるようになったくらい、運動不足に陥っている人が世の中には増えているようです。
通勤や通学の機会が減り、さらにわざわざ人の居る場所に出かけていってもあまり良いことはないとなると、ダラダラと引きこもりがちになる人は当然増え、太ってしまった人が多いのでしょう。
「行くな」と言われても遊び歩いてしまう元気な人達がいる一方で、日頃から他人と会ったり遊んだりすることに消極的だったような人達は、それまで通り家で一人でダラダラするのが正しいとされる時代になったのですから、ついつい気分良くさらにダラダラするようなってしまったのは、当然な話かもしれません。
ただ、あまりに運動をしなさ過ぎるのも健康に良くありませんし、どんどんと身体がなまっていくことに不安を覚えている人も多いようです。
そこで、散歩やジョギングを始めた人も多いようですが、釣りを始めてみたりするのも悪くはないのではないかと、私は思います。
釣りは、場所を選べば一人で人と関わらずにできることですから、今の時代では公園や遊歩道なんかを散歩したりジョギングしたりするよりも、ずっと安全なくらいです。
それに、日頃家でゴロゴロしている人にとっては、一日屋外で釣りをするのは、結構な運動になり疲れることだと思います。
一日椅子に座っているような釣り以外なら、ずっと立ってなにかをしているわけであり、程よい運動になるので、いきなりジョギングなどの激しい運動を始めて挫けてしまうよりも、運動不足解消の方法としては良いものかもしれません。
ただし、釣りから帰ってきて「いや~、一日よく頑張った。疲れた疲れた」と食べ過ぎたり飲み過ぎたりしてしまってはいけません。
釣りは、それを相殺できるほど激しい運動ではありませんし、かえって太ってしまう可能性が高くなるからです。
釣りをしているオジサン達を見てもらえれば分かると思いますが、結構肥満体型の人が多いです。
釣りの運動量を上回るだけの栄養接種をしてしまうと、ああいった人達の仲間入りをしてしまい、せっかく身体を少し動かした意味がなくなってしまうでしょう。
以上のように、釣りというものは運動不足を解消するには程よい方法ではあるものの、それで疲れたからと必要以上に飲み過ぎたり食べ過ぎたりはしないよう注意が必要なものだと思います。