昨年とある土地でジョギングをしていたら、ケイテックとかJBCとかいったステッカーが張られたバス釣りが趣味と思われる人のワンボックスカーが走っていて、赤信号で停車したので、どんな人が乗っているのか見てしまいました。
汚い茶色に髪を染めた中年男性が運転していて、助手席には小学生高学年くらいの子供を乗せています。
田舎のヤンキーファミリーといった感じで、まさにバス釣りをする人のイメージにぴったりだったので、私は妙に納得してしまいました。
このようなバス釣り独特の「ちょっと古い時代のDQN」という雰囲気は、一体どこからきているのでしょうかね。
私は、バス釣りが90年代に爆発的に流行って、そこから衰退していったことが原因ではないかと思うのですが。
ちょうどその時代にマイルドヤンキー達にバス釣りが爆発的に人気が出て、それ以降は急速に人気がなくなり、新たに始める人は少なかった。
こうなると、ずっとバス釣りをする人達のメインの層は、そのマイルドヤンキー達のままであり、順調に歳を重ねて子供を車に乗せて走っているようなことになったのでしょう。
バス釣りの世界に独特のダサいヤンキーくささがあるのは、90年代にヤンキーぽかった人達にずっと人気があるからであり、そのセンスや感覚が90年代で時が止まっていることが原因だと考えられます。
まあ、このことはバス釣りだけでなく、日本の釣り全般にも少しあてはまる気もしますけどね。
現在、日本で釣りをしている人は、90年代の釣りブームの残党が多いわけですし、その時代でセンスや感覚が止まっているようなおじさんが大多数なわけです。
このように、釣りをしているメインの層がどんな人達なのか考えてみると、釣りのダサさの根源みたいなものが、なんとなく見えてきたような気がしないでもないのではないでしょうか。