釣りにゃんだろう

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どんなノットでも締め込みはしっかりと。

近頃は、PEラインとリーダーを結ぶために、摩擦系と呼ばれるよあなノットが盛んに使われていますが、ああいったものは、しっかりと締め込まないと悲惨なことになります。

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しっかりと締め込まないと強度が全く出ずにすっぽ抜けますから、キャストした瞬間にルアーとリーダーが飛んでいったり、魚が掛かった瞬間にすっぽ抜けたりといった悲劇が起こるのです。

おそらく、今日も日本中でこのような悲劇は何件も起きているのではないでしょうか。
とにかく、この種のノットは、正確に確実に行えない人は、使わない方が良さそうです。

 

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このように、PEラインとリーダーの接続に使われる摩擦系のノットの締め込みが確実に行われていないと、強度が落ちることは有名ですが、それ以外のユニノットやクリンチノットのような結び方でも、最後までしっかりと締め込まないと、若干強度が落ちるそうです。

ですから、確実に強度が必要な時には、ルアーやフライを接続する結び目も、ワセリンやリップクリームなどを塗り、ラインの滑りをよくしてから結んだ方が良いと思います。
私も、大きな魚を狙う時は、リップクリームを使って結んでいます。

 

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さて、このように考えてみると、「ふざけたノットだな」と思ってしまうノットがあります。
それは、たまにフライフィッシングの本などで紹介されている「ダンカンループノット」というものです。

なんだか変わった名前をしていますが、これはただユニノットを最後まで締め込まないだけのノットです。
本当かどうかは分かりませんが、こうすることでアワセた瞬間に結び目が動くから、ショックを吸収できるんだそうです。

 

仮に、それが本当だったとしても、これではしっかりと最後まで締め込めない気がしますから、魚が掛かってからの強度は、最初から締め込んだり他のノットをした時と比べて、若干劣るのではないでしょうか。
また、水中とは言え、魚が掛かってギュッと一瞬で結び目が締め込まれたら、ラインが摩擦で弱るはずです。

まあ、ライン強度ギリギリの大物を釣るような場面で、このノットを使う人はいないのかもしれませんが、あまり関心しないノットだと私は思います。