釣りにゃんだろう

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魚は養殖物の方がおいしい説と、キャッチアンドリリース。

私は、基本的には釣った魚を食べないのですが、たまに管理釣り場などで釣った魚は食べることがあります。
それから、知り合いが釣ってきた天然のトラウトや鮭を食べたことも、何度かあります。

このように養殖魚と天然魚を食べてみて思うのですが、明らかに養殖魚の方が美味しい気がします。

 

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これは、おそらく私の舌がとても現代人的なものだからだと思います。
子供の頃から、天然魚を食べてきたような人は、その素朴な味が好きで、無理矢理太らされたような養殖魚の味は好みでないことが多いようです。
しかし、私はあまり天然魚を食べたことがないまま育ちましたし、人工的な餌を食べた脂っぽい養殖魚の方が食べ慣れていて、ずっと好みです。

これは、海の魚についても同じことが言えるようで、刺身などを買って食べてみても、私は養殖物の方がおいしいかなと思ってしまいます。

 

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現代社会の食生活を考えてみれば、おそらく私のような舌の持ち主が多数派なのではないでしょうか。

「魚は天然の方が美味しい」ということが無条件に信じられているようなところがありますが、それはちょっと昔の人や田舎の人の味覚にしか当てはまらないはずであり、人口の大部分である都市生活者の味覚に合っているのは養殖魚のはずです。

ですから、都会の人が田舎や山に行き、稀少な天然の渓流魚などを釣り、それを食べてしまうのは、ちょっともったいないことのような気がします。
味覚に合っていない物をわざわざ食べて、稀少な魚の数を減らしてしまうのですから。

 

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魚が食べたいのなら、養殖魚を買って食べた方が、本当はずっと美味しいはずです。
釣りは釣りとして楽しんで、魚は食べずにリリースすれば良いのではないでしょうか。
もう日本の渓流は全面的にリリースを義務づけても、問題ないくらいかもしれません。不味い魚をわざわざ食べる必要はないのですから。

そうは言っても、「自然の中で魚を釣って食べるのが楽しいんだ」
という人もいるでしょうからね、そんなわけにはいかないのでしょうか。

それにしたって、根こそぎ釣って持って帰ってしまうような人がいるのは、ちょっと問題な気もしますがね。