3月12日に行われた、J2のFC岐阜対松本山雅の一戦で、ハーフタイムにホームの岐阜側がユニフォームを着替えるという、珍しい事件がありました。
緑とグレー、あなたは見分けがつきますか?
試合の途中で着替える原因となったのは、ユニフォームの色が原因です。
この日のユニフォームの色は、ホームのFC岐阜が1stモデルの深い緑、アウァーの松本山雅が2ndモデルの暗いグレーでした。
私は、DAZNで見ていたのですが、ぱっと見た瞬間、殆ど見分けがつきませんでした。
「パスミスした」と思ったら、ちゃんと繋がっていたり、「順調にパスが回っている」と思ったら、予想外なところで攻守が切り替わったりします。
私は若干色盲気味で、濃い緑と茶色などを混同しやすいので、見辛いのは自分だけかと思っていました。
しかし、これは選手にも分かりづらい常態だったらしく、前半の11分に選手から審判に訴えがあったようで、試合は一度中断しました。
審判とベンチなどが相談しましたが、「替えのユニフォームが無い」といった声が聞こえ、そのまま続行。
大木武監督のFC岐阜は、パスを細かく繋ぐチームなので、この状況は、見る側もプレーする側も、大混乱でした。
結局、後半開始から、FC岐阜が急遽用意した2ndモデルの白のユニフォームに上半身だけ着替え、試合が行われました。
あまり混乱は無かったようですが、この試合では、審判のウェアとFC岐阜のGKのユニフォームも同じ赤系で、分かりづらいかったです。
そもそも、ユニフォームは誰が決めるのか?
基本的にはサッカーの試合で着用するユニフォームを、最終的に決めるのは、主審であるとされています。
しかし、Jリーグでは主審が判断するという規則はないそうです。
シーズン前にJリーグの運営側が協議を行って、全試合の「ユニフォーム使用計画」というものを作成し、その各クラブはそれに基づいて着用します。
ですから、今回の混乱の原因は、主審のせいでも、松本山雅のせいでもないと言えるでしょう。一番悪いのはJリーグです。
事前に決定しているのですから、違う色のユニフォームを予備で持ってこなかったことも納得できます。
まあ、ちょっと気の利く人がいれば、「もしかしたらヤバいかも」 と準備しておきそうなものですが。
試合後に、松本山雅の反町監督も「常に言ってます。ユニフォームを見て、これでいいのって。はっきり言ってJリーグが精査してないから」と問題提議をしています。
他にもあった、過去のユニフォーム珍事。
1994年の4月1日に、熊本県の水前寺陸上競技場で、横浜フルューゲルス対サンフレッチェ広島戦が行われました。
この試合は、横浜フルューゲルス側のホーム試合であり、横浜フルューゲルスのユニフォームは白です。
ここに、サンフレッチェ広島は、アウァー用の白色のユニフォームを準備してきてしまいました。
白対白では、試合にならないので、サンフレッチェ広島側は、駆けつけたサポーターから紫のホームユニフォームを借り、背番号を白いテープで自作しました。スポンサーが入っていないものもあったりして、見た目がかなり不揃いで、遠目に見ても、かなりDIYな雰囲気が伝わるスタイルで試合に臨みました。
そして、結局Vゴールで広島が勝利を修めています。
この事件では、Jリーグからサンフレッチェ広島に制裁金が課せられたと報じられているので、今回の岐阜での珍事とは違い、サンフレッチェ広島側のミスであったのでしょう。
今後もユニフォームにまつわる珍事は起きるのでしょうか?
あんまりよろしいことではないでしょうが、ちょっと面白いので期待してしまいますね。

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