釣りにゃんだろう

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釣り人のお気に入りの一枚の写真。

NHKにドキュメント72時間という、一つの場所に72時間張り付いて、そこに現れる人に話を聞く番組があります。

以前、この番組で現場が24時間営業の千葉の釣り具屋の回があったのですが、「ほとんどのお客さんが、お気に入りの一枚の写真を持っていて見せてくれた」というようなことを言っていました。

この様子を見ていると、釣り人は皆同じなんだなと思います。

 

www.nhk.jp

やはり釣り人なら誰でも、最近の釣りで嬉しかった一匹とか、自己記録の一匹とか、忘れられない奇跡の一匹とか、その時のお気に入りのベストな一枚の釣果の写真があるものではないでしょうか。

そういったものは、他人に「釣りするんですか?」と聞かれた時には真っ先に見せるでしょうし、自分でも毎日のように見返すものだと思います。

ちょっとした仕事の合間なんかでも見返して、「ああ、この時は良かった。また釣れるように頑張ろう」と元気ももらえるものです。

 

本当なら、こういった時には家族の写真でも見るものなのかもしれませんが、釣り人は魚の写真なのです。

端から見たら、魚の写真を見てニヤニヤしていたら気持ち悪いものでしょうが、釣り人にとっては戦場で「オレ、生きて帰ったら、またこの魚釣るんだぜ」と言っているようなもので、せわしない日常の中で心を保つためには大切な時間なのでしょう。

釣り人の皆さん、いくら周りから変な人間だと思われても、何度でも魚の写真を見てニヤニヤしようではありませんか。
こうして釣りをしていない時でさえ、日々生きる活力をもらえるのが釣りの素晴らしいところなのですから。