私は、子供の頃、伊豆の川の河口付近で、コイの群れに紛れてヒラスズキが泳いでいるのを見たことがあります。
それから、湖でコイと一緒にイトウが泳いでいるのを見たことが何度もあります。
こういった様子を見ていると、どうも大きな魚というものはコイと一緒に居るのが嫌いではないのかなと思ってしまいます。
コイは大きな身体をしていますが、産卵期でもない限り周りの魚を追い回したりするようなことは、あまりしないのではないでしょうか。
ですから、同じくらいの大きさのヒラスズキやイトウが近くにいても、なんとなく平和に一緒に群れになって泳いでいるのかもしれません。
ヒラスズキやイトウの側からしてみれば、自分に危害を与えてこない、大きさが同じくらいの魚と一緒に居ることは、安心感があったりして落ち着くなんてこともあるのかもしれません。
まあ、本当のところは、「どうしてコイと一緒に泳いでいるの？」と魚に聞いてみないと分かりませんが、少なくとも嫌な気分ではないから、こうしているのだと思います。
釣り人としては、そういった状態の魚が釣れるのか？というところが気になるかもしれませんが、私は結構釣れると思います。
やはり、ちょっと安心して油断しているようなところもあるのではないでしょうか？
単独で警戒心バリバリで泳いでいるみたいな魚に比べれば、あっさりと食ってくるみたいなことも多い気がします。
