日本のエサ釣りというものは、ふんだんにエサを使いまくることが少なくありません。
海釣りではコマセを使ったり、淡水での釣りでもヘラブナ釣りなんかでは1日中エサを水中にバラけさしています。
このように、エサ釣りはあまりに大量の釣りエサを水中に投下しまくるので、環境にはかなり悪いものなのだろうと、私は以前から思っていました。
しかし、最近マルキユーのホームページを見ていたら、釣りエサの水質への影響を研究した結果が載っていて、意外にもあまり悪影響は与えていないというではありませんか。
釣りエサを販売する側が発表していることですから、あまり自分達に不利になるようなことは発表しないでしょうし、100%信じて良いのかは分かりません。
けれども、ちゃんとした大学の先生なんかが調べたことのようですし、まあ本当なのではないでしょうか。
こうなってくると、エサを撒きまくる釣りなんかよりも、ルアーフィッシングなんかの方がずっと環境にはよくないということになりますね。
ルアーフィッシングは、なかなか分解されないプラスチック製のルアーや有害な鉛製のメタルジグやジグヘッドなんかを根掛かりさせ、大量に水中に遺棄するものです。
それから、そこに繋がっているPEラインなんかも、水中に残して良いもののはずがありません。
環境にあまり影響のないエサを大量に投下するのと比べれば、こちらの方が環境に悪い釣りであることは明白でしょう。
このように、ルアーフィッシングは釣りの中では環境面から考えると最悪の釣りのようですから、愛好者はもう少し環境に悪影響を与えないように考えて釣りをしないと、将来的は今のようには楽しめなくなってしまうかもしれませんね。
具体的には、環境に悪くない素材の物を積極的に使うとか、太いラインと弱めのフックを使い根掛かりを回収できるように工夫するとかいったことです。
まあ、釣り人によく見られる「今だけ釣れれば良いんだ、20年、30年後のことなんか知らねぇ」というような人達には、理解してもらえないかもしれませんがね…