釣りにゃんだろう

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一人で釣りに行くのは危険なのか?

釣り場としてクマが出没するような場所や山深い場所などが、本や雑誌に紹介されていると、「危険なので単独釣行は避けましょう」というような注意が書かれていることがあります。

「一人で釣りに行くのは危険だから、二人以上で釣りに行け」というわけです。

これに関して、むしろ反対に一人で釣りに行かない方が危険なことが多いのではないかと、私は思っています。

 

注意散漫。

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誰かと釣りに行くと、一日中黙っているなんてことはないわけで、会話をしたりします。
それから、一人ならじっくり注意して歩くような場所も、なんとなく歩いてしまったりします。
また、一人で来るよりも、なんとなく心強い気がして、ついつい油断した気持ちにもなるものしょう。

こうなると、一人で居る時よりも、明らかに注意力や集中力が低下して、周囲の状況を把握しにくくなります。

 

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複数人で行動すると騒がしくなるために、若干はクマなどの動物が逃げやすくなる効果はあるかもしれませんが、基本的には様々な危険に気がつきにくくなります。

すぐ側にクマが居ても、注意力を欠いた状態では気がつかないかもしれませんし、集中力が欠いた状態では足場が悪い場所で転んだり、つまらないミスを侵す可能性も高くなります。

複数人で釣りに行くと、安全な気がするようで、実は危険を見落としいるだけと言えるかもしれません。

 

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事故などのトラブルが起きた時でも、本当に行動を共にしている人は役に立つのでしょうか。
ちょっとでも自分よりも解決能力が低い人だった場合には、足手まといになるでしょうし、一人で自分のことにだけ集中して何とかする方が生き残れる可能性は高くなるはずです。

ですから、もの凄く遠かったり、とんでもない地形で一人では到達できないような難所でもない限り、基本的には釣りは「自分の能力に見合った場所に一人行く」のが一番安全だと、私は思います。