ロッドを配送したりする時に、よく利用されるものとしてボイド菅というものがあります。
縁がない人には聞き慣れないものかもしれませんから、ボイド菅が何モノなのか今回はちょっと説明したいと思います。
ボイド菅は紙製の菅。
ボイド菅とは紙製の菅であり、ホームセンターなどで簡単に入手することができます。
本来は、壁などを作る際に穴を開けるための型として利用するもののようです。
紙製とは言っても、かなり固く手で強く握ったくらいでは、ほとんどたわむことはありません。
入手が容易で価格も高くはないものですから、ロッドを配送する時によく利用されているのです。
ボイド菅の強度と釣りでの用途。
ボイド菅はかなり固いものですから、日本国内の配送業者を利用してロッドを送る時や国内線の飛行機を使用する時などには問題なく利用できるものです。
もちろん、ロッドを袋に入れたりプチプチに包んで入れたりして、ボイド菅の中に入れる必要はあります。
また自宅や車の中で、ロッドのハードケースとしても使えるものです。
ただし、やはり思いっきり踏みつけたりすれば破損する可能性があります。
ですから、投げられたり上から物を積まれるのが当たり前となる国際線の飛行機を利用する場合には向いていません。
それから、ボイド菅は紙ですから当然水には強くありません。
実際に川や海の水辺にまで持っていくような場面にも、使用しない方が良いでしょう。
以上のように、ボイド菅をロッドケースとして使用する場合は、国内配送、飛行機の国内線、屋内での保管などに向いていると思います。
それ以上の強度が求められる場面では、同じホームセンターで入手できる素材として塩ビ菅を利用した方が良いでしょう。