釣りにゃんだろう

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ツツガムシ病は、現代でも罹ることがある。

私は、遠い昔に小学校の先生に、童謡の故郷の「つつがなしや」という歌詞は、「ツツガムシ虫病に罹っていませんか?」という意味だと習ったのですが、どうもそれは間違いのようですね。

「つつが」という言葉は、元々病気を表す言葉だそうで、ツツガムシ虫病が解明される前から使われていた言葉であり、単純に「病気してませんか?」という意味なのだそうです。

まあ、どちらにしても「お元気ですか?」という意味なのですから大差ないのかもしれませんね。

 

 

ところで、このツツガムシ虫病という病気は、私は古い童謡に歌われるような昔の病のような気がしていましたが、現代でもたまに発生しているようです。

ツツガムシ虫病というものは、ツツガムシ病リッチケアという細菌を保有する、ツツガムシというダニに吸着されると発症する病気で、ツツガムシがこの細菌を保有している確率は0.3~3%だそうです。

症状は発熱など、風邪やインフルエンザに似ていて、最悪の場合は死ぬこともあるそうです。

 

 

この病気は、トラウトフィッシングをやる釣り人が好きそうな東北地方で昔から多く見られ、現在でもごく稀に確認されているようです。

とは言っても、昔は死に至る病と恐れられたツツガムシ病も、現代ではそこまで深刻なものではないでしょうし、「釣りに行ってツツガムシに吸着され、そのツツガムシがたまたま保菌している確率」なんて、天文学的確率でしょうから、気にする必要は無いのではないでしょうか。

 

 

ただ、ツツガムシ病が発生している地域に釣りに行き、酷い風邪のような症状が出た時には、念のために医者などに確認するのは、無駄ではないかもしれません。

それで、お医者さんが真面目に調べてくれるかは微妙なところかもしれませんが、言わないよりはマシなのではないでしょうか。

もし本当にツツガムシ病であり、気づかなかった場合には大変なことになる可能性もゼロではないのですから。