釣りにゃんだろう

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釣り人の喧嘩。

釣りというと、釣りをしたことのない人からは、一日を自然の中でのんびりと過ごす、穏やかな趣味だと思われていそうですが、決してそんなものではありません。

釣り場にはトラブルがつきものですし、釣り人同士の喧嘩などはしょっちゅう起きていますし、時には警察が出動する騒ぎにもなっています。

 

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釣り場の占有割り込みで揉めていることも多いですし、ルアーとエサなどの釣り方の違いなどから揉めていることもあります。

私が子供の頃よく見かけたのは、池でのヘラブナ釣りの人とバス釣りの人の抗争です。

静かに座って釣りをしているヘラ師の近くで、バサーがルアーをポッチャンポッチャン投げ込む。
こうなれば、ヘラ師が短気な人なら即ファイト開始です。
バサー側も、「勝手にヘラ台を設置して釣り場を占有して良いのか?」というカウンターパンチを持っていることもあり、言い争いは平行線を辿っていることが多かったです。

 

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釣り人の喧嘩は、これ以外にも様々なパターンがあるでしょうが、基本的にどんな喧嘩でも釣り人同士が接近したから勃発するものがほとんどのはずです。

何日も釣りをしても一人も他の釣り人に出会わないような釣り場なら、喧嘩なんて起きようもないわけです。
釣り人と釣り人が接近するから、影響し合い喧嘩がおきるのでしょう。

ですから、お互いに言い分があるものでしょうが、とにかく釣り人同士は、まず「距離をとる」ということを意識すれば、平和な釣り場ができるのではないでしょうか。

他に釣りをしている人がいたら、その場所は諦めるか、お互いに見えないくらいまでは距離をとる、釣りというものは、本来はこれくらいの距離感で他人と離れて行うもののはずです。

 

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しかし、この国ではこれが不可能なくらい釣り場が限られていて、魚を釣るには密集せざるをえない場所が多いです。
この問題が解決されるには、日本の人口減少が進むのを待つ以外には方法はなさそうです。

残念ながら、私はこの問題が解決されるころには死んでいるでしょうから、これから産まれてくるような世代が、ちょっと羨ましいなと思ってしまいます。
まあ、いくら釣り場が空いていても、それ以外の問題が山積みの世の中になっていそうですから、実際には大変な人生を送ることになってしまうのかもしれませんがね。