釣りにゃんだろう

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手芸屋でフライのマテリアルを買う場合の二つの壁。

もう何年も前からハンドメイドで何かを作ることの人気は高く、手芸屋のようなお店がどこのショッピングモールにも必ず入っているくらい、街には溢れています。
また、100円ショップでも手芸コーナーが充実している場所が増えています。

そういったお店に一度入ってみると分かりますが、フライタイイングのマテリアルとして使えそうなものが沢山売られています。
しかも、フライマテリアルとして売られている物と比べると格安であることがほとんどです。

こうなると、「手芸屋にマテリアルを買いに行こう」と思いたくなるのですが、それには二つの壁があります。

 

入りづらい、居づらい。

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手芸屋にいるお客さんは、やはりほとんどが女性です。
店員さんも女性であることがほとんどです。
一方で我々釣り人は、近頃は女性も結構いますが、依然大部分が男性です。
しかも、フライフィッシングとなってくると、中高年のオジサンやオジイサンが大多数です。

そんな我々オジサンやオジイサンが、女性だらけの手芸屋に入って、「何か使える物はないか」と店内をウロウロするのは、なかなか勇気がいることであり、その大変さを考えたら、「高くても始めからフライ用のものを買うか」と思ってしまいます。

しかし、よくよく考えてみれば、いくら店内で浮いていようが、ジロジロ見られようが、犯罪を犯しているわけではないのですから、そんなに遠慮する必要もないのかもしれません。

それに、こちらが思っているよりも、人間というものは周囲の人を気にしていないものですし、手芸屋をあまり怖がる必要はないと、私は思っています。


濡れるとどうなるのか?

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手芸屋に入りづらいという壁を突破して入店してしまえば、「これは使えそうだ。あれもいいな」と目移りしてしまうようなパラダイスが待っているわけですが、ここでもう1つ問題が待っています。

それは、手芸屋で売っているものは、濡れるとどうなるか分からないということです。
フライは水に向けて投げるものですから、その素材は濡れた時にどうなるかが重要なわけですが、それが分からないのです。

「これは、フライマテリアルとして売られているものと、同じような物なのではないか」と見えるものでも、実際に水に浸けると纏り方や透け方などが違うことが結構あります。

しかし、お店で「ちょっと水をかけてみてもいいですか?」なんて頼めるわけはないですから、確かめようがありません。

それでも、手芸屋で売られている物は安い物が多いですから、とりあえず買ってしまって確かめれば良いのではないかと、私は思っています。
それでイメージ通りの物が手に入ることもありますし、「ちょっと違ったか」と思っても、意外と魚はよく釣れるものだったりすることもあるのですから。

 

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以上のように、手芸屋という場所は、フライマテリアルの調達場所として魅力的であると同時に、ちょっとした障害がある場所でもあります。
ただ、上手に利用すれば、安くマテリアルを入手できたり、人とはちょっと違うものが作れるようになったりしますから、利用しない手はないのではないかと、私は思っています。