釣りにゃんだろう

猫のように気まぐれに 独断と偏見に満ちた釣り情報をお届け

北海道レベルで釣りのガイドを頼む人は、釣りが下手くそなのではないか。

いつだったか、北海道の大きめの川で釣りをしていたら、上流に釣り人らしき二人組が現れました。
私は、もうその日はあまり釣る気もなく惰性でキャストを繰り返しているような状態でしたから、手を動かしつつも遠くからその二人を眺めて、暇つぶしをしていました。

 

f:id:nyandaro:20211015140403j:plain

そうしてしばらく眺めていると、二人組の内の一人はロッドを持っておらず、釣りをしないことに気がつきました。
もう一人の釣り人に、何か話しかけてキャストする方向の指示を出したり、立ち込む位置を決めたりしているようでした。

どうも二人の関係性と動きから考えて、ガイドと客のようなのです。

そして、その客らしき人の釣りが、これまたかなり下手くそなのです。
その人は、フライフィッシングをしていたのですが、ロールキャストができるかできないかといった感じで、ラインを水面に叩き付ける程度のことしかしていませんでした。
また、しょっちゅう周りの草木にラインを引っ掛けては、ガイドらしき人がそれを外していたり、川の中を歩くのもおぼつかなく手を借りていたりもしました。

 

f:id:nyandaro:20211015140756j:plain

その人のウェーダーやジャケットやタックルは、遠目に見ても分かるほど立派なものばかりで、総額数十万円はする完璧な装備をしているようでしたが、あまりにそれに不釣り合いな行動をしていました。

正直、私もあまりフライフィッシングは上手ではありませんが、「あれよりは絶対マシだ」と妙な自信を覚えてしまうほど、それはそれはヒドイ釣りだったのです。

私は、そんな様子を見ていると、やはり北海道で釣りのガイドを頼むような人は、釣りが下手くそな人が多いのではないかと思ってしまいました。

 

f:id:nyandaro:20211018130335j:plain

そもそも、北海道ではガイドなんて頼まなくても魚は釣れます。
外国のように、人に頼んで車やボートやヘリコプターで連れていってもらわないと、ポイントまでたどり着けないわけではないからです。

誰でもちょっと車を走らせて、いくらか歩けばたどり着けるような場所がポイントであることがほとんどです。
しかも、そういった場所は本などでちょっと調べれば分かるような場所であることが多く、穴場のような場所は滅多にないほど、開拓し尽くされています。

ですから、道外から来た人でも、ちょっと調べてからレンタカーを借りて釣りをして回れば、ガイドなんて頼まなくても普通に釣りができる場所なのです。

 

f:id:nyandaro:20211015140951j:plain

北海道でガイドを頼むような人は、こういった魚を釣るための、ちょっとした行動を自分からとれないような、かなり受動的な釣り人が多いのではないでしょうか。
そういった受動的な釣り人は、魚を釣るための技術的な練習も自分から進んでするとは思えません。
魚の釣れる場所も自分で調べられない人が、地道な練習をするという努力ができるとは考えにくいからです。

「道具は買い揃えた、あとは人に頼んで釣れる場所に連れていってもらえば釣れるだろう」とでも思っているような、かなり受動的な釣りをする特殊な人くらいしか、北海道レベルの土地でガイドを頼むとは思えないですし、そういった人が釣りが下手くそである可能性は結構高いのではないでしょうか。

 

以前、他人から聞いた話では、釣りのガイドの客には、魚が掛かって引いているのに分からないような人までいたそうです。

そこまでヒドイ人は少ないかもしれませんが、北海道で釣りのガイドを頼むような人には、釣りが下手な奇妙なタイプの釣り人が多いのは間違いないのかもしれませんね。