私は、誰かに釣りを教えてもらおうと思ったことは一度もありません。
自分でやりたいと思った釣りについては、自分でやり方を調べて、実際にやってみて試行錯誤しながら、全て独学でやってきました。
こうやって頑なに一人で釣りをしてきたのは、私は他人から指図をされるのが嫌いな人間だからだと思います。
基本的に誰かから「ああしなさい、こうしなさい」と言われるのは腹が立ちますし、国にああだこうだと決められる世の中にも反感を抱いています。
こんな根っからの反抗的な人間なのですから、趣味の場面でもわざわざ誰かの指示を受けたいなんて、とてもで思えませんし、誰かに教わらないとできなないのだったら、そもそも釣りをしようと思わないでしょう。
こんな人間が独学でやっても、ちゃんとそれなりに魚が釣れてしまうということは、釣りの大きな特徴だと思います。
趣味によっては、一人ではできなかったり、他人に教わらないとできないこともあるかもしれませんが、釣りはそんなことはないのです。
誰からも教わらず、誰にも指図されず、誰とも話さず、どこまでも一人ぼっちでできるものなのです。
これは私のように偏屈な人間には、とてもありがたいことですし、もしも私と似たような根っからの反抗的な人がいるなら、是非釣りをすることをお奨めしたいです。
これほど気持ち良く、他人と関わらずに楽しめるものは、そうそうないものなのですから。