いつだったかテレビでクイズを見ていたら、「エジソンの言葉です。天才とは1%のひらめきと99%の何でしょう?」 という問題に、「1%のひらめきと99%の運」と答えて笑いを誘っている人がいましたが、なかなかバカにはできない言葉かもしれないと、釣りをしている私は思ってしまいました。
釣りというものは、本当に「1%のひらめきと99%の運」で結果が出ることがある気がしてなりません。
釣りなんて、「こうしたら釣れるんじゃないかなぁ」という、ちょっとしたひらめきに、後は運が重なればそれだけで、どこまでも魚は釣れてしまうものだと思います。
もちろん、綿密に作戦を練ったり地道に工夫を繰り返すような努力でも、魚が釣れる確率を上げることはできますが、その力は一発の運に比べたらかなり小さいものだと思います。
ごちゃごちゃと難しいことを言っている人よりも、強運の持ち主の方がよく釣れることは、いくらでもあるわけで、釣りというものは努力したところで、どうにもならないことが多いのではないでしょうか。
私は、なんでもきっちり計算して緻密に行うようなことが嫌いですし、感覚で生きていくことが好きです。
ですから、釣りのこの運まかせな不確実性があるようなところも大好きです。
釣りは「運さえ良ければ、誰にでも奇跡は起こる」ものなのです。
いつどんな魚が誰に釣れるのか誰にも分かりませんし、誰にでも夢のような魚が釣れる可能性はあるのです。
これは、本当に夢のある話ではないでしょうか。
夢も希望もなく、お金と時間に支配された世の中には、これほど夢のあるものはなかなかないと思います。
夢も希望もない退屈な人生を抜け出したいのだったら、夢のある釣りをやってみるべきなのではないでしょうか。
夢と奇跡を求めているような人には、釣りがおすすめです。