近頃は、熊スプレーが売れまくっているくらい、熊を気にする釣り人が増えているようです。
特に、日頃はそういった熊が出没するような場所に釣りに行かない遠方からの釣り人は、熊をかなり恐れているようですし、釣りのガイドなんかを頼んだ方が良いのかもしれないと、思うかもしれません。
しかし、ガイドを頼んだ所で、安全性は何も変わらないと、私は思います。
ガイドが居れば、多少は熊が居る場所を知っているなどのことはあるかもしれませんが、釣りをするような所では、絶対に出ないなんて言い切れる場所はないのではないでしょうか。
そういった場所で実際に熊が出て、滅多にないことですが襲ってきたとしたら、ガイドは何ができるというのでしょうか。
冷静に的確に判断して反撃できる人なんて、日本にはまず居ないでしょうし、役に立たないことがほとんどでしょう。
日本の釣りのガイドには、ちょっと釣りに詳しい程度の人しかいませんし、超絶サバイバル能力の高い野外活動家みたいな人はいません。
日頃から動物を撃ちまくり、常に背中からライフルを背負っているみたいな人なら、そんな時に役に立つでしょうが、そんなガイドは日本には居ないわけで、熊の脅威に対しては、ほぼ無力なはずです。
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ガイドが殺されているうちに逃げれば助かるという可能性もありますが、どちらが先に襲われるかは分かりせん。
どちらも助からないことだってあるでしょう。
日本の釣りのガイドなんて、このようなレベルのものなのですから、「あなたに頼めば、絶対に安全なのですか?」と聞いたら、「はい」と答えられる人はまずいないはずです。
「はい」と答えたら嘘になるでしょうし、もしも何かがあった時に大問題になるでしょうから、せいぜい「大丈夫だと思いますよ」と、曖昧に答えるのが精一杯なのではないでしょうか。
このような事実から考えれば、ガイドが居ようが居まいが、クマの脅威に対する安全性は、あまり変わらないはずです。
アラスカ育ちのスーパーガイドみたいな人でもない限り、一人で釣りに行くのと大差はないでしょう。
ですから、安全性を考えてガイドを頼むのは、あまり意味が無いないはずです。
クマを気にしてガイドを頼もうと思っている人は、頼む前に聞いてみたらいかがでしょうか。
「あなたは、クマが襲ってきた時に、私を守ってくれると保障できますか?
この釣りが絶対に安全だと保障できますか?」と。
そんな保障ができる人は、まずいないはずです。
釣りをしている限り、ガイドを頼んでも頼まなくてもダメな時はダメでしょうし、死ぬ可能性はあるのですから、過度にクマを気にするくらいなら、クマが出るような土地での釣りをしないのが一番なのではないでしょうか。