釣りにゃんだろう

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クマが怖くて釣り引退?

今年は、釣り人がヒグマに襲われて頭だけになるという、ショッキングな事故があったせいか、一部の釣り人はクマの存在に敏感になっているようです。

たまたま一件の事故があっただけで、今までだっていくらでも釣り人とクマは同じ土地を共有していたのに、急に気にしだすとは、なんともおかしな話だと思います。

 

中には、本州でもクマが気になるから渓流に釣りに行かなくなった人なんかもいるようで、ある程度の歳の人の中には、これでもう釣りは引退なんて人までいるそうです。

そもそも、ツキノワグマに襲われても、そう滅多に人は死なないわけですし、何を気にしているのやら?といった感じですが、「クマに襲われたりして、何としても他人に迷惑をかけたくない」というのなら仕方がない判断でしょうか。

 

それにしても、「これで渓流釣りをやめます」というような人には、60歳以上の人が多いはずですが、ヒドイ言い方をしてしまえば、年齢的にはもう半分死んでいるようなものなのですし、釣りで命を落としたってあまり悪く思うような人はいないのではないでしょうか。

人間は死ぬ時には、ほとんどの場合で他人に迷惑をかけるわけですし、病気になり長期に入院して沢山の資源と人材を使って死ぬよりは、クマにでも襲われてコロっと死ぬ方が迷惑ではないかもしれません。

捜索だなんだと人手は掛かるかもしれませんが、何ヵ月もお金と人材を使い病気で死ぬよりは、迷惑度は低いはずです。

 

どこかの地方では、「ピンピンコロリ」といって、ピンピンと元気に生きて、死ぬ時はコロリと逝き、他人に迷惑をかけない人生を推奨しているらしいですが、ピンピンと釣りに行き、クマに襲われてコロリと逝けるなら、まさにこれこそがピンピンコロリということになるのではないでしょうか。

ですから、高齢だからとクマを気にして釣りを自粛する必要は、全くないと私は思いますね。
むしろ高齢だからこそ、釣りにでもいって、自分らしい最期の場所を探すくらいでも良いと思います。