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朱鞠内湖のイトウのポイント

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朱鞠内湖は、ひと言で表すと「超絶景色の良いイトウの釣り堀」です。

「超絶景色の良い」景観というのは、この土地ならではの独特な自然により作られています。
朱鞠内湖は、日本最大の冠水面積を誇るダム湖で、戦時中に広大な森が沈むことにより誕生しました。
複雑に入り組んだ湖岸線、水没した巨木が突き出す水面、奥の深い森。静寂に包まれた湖の奥では、ここが日本であることを忘れさせられる、と言ったら言い過ぎでしょうか。

釣りをしていても、シカやキツネやクマが、よく道路沿いで見かけるような「町に下りてきてしまった!」というような慌てた姿ではなく、より自然に暮らしている様子で見られます。

 

「イトウの釣り堀」というのは、それぐらいイトウが身近な存在であるということです。
元々、イトウの生息していた川がダムでせき止められると、イトウは流れ込む川で産卵し、湖で暮らすようになりました。湖には、人間が移入したワカサギが増え、エサが豊富にあるため、食うには困りませんでした。
漁獲、釣獲、産卵環境の悪化などで、数を減らしたこともありましたが、現在では漁協によって良く管理され、比較的安定してイトウが生息しています。
釣りをしたことがなかった子供が、湖畔のキャンプ場から、ルアーを初めて投げてみたら、イトウが釣れたというような話は、いくらでもあるほどです。

このようにイトウが沢山いるの理由として、他の釣り場と違い管理されている点が大きいわけですから、ここで釣りをするなら、入漁漁を支払い、規則を守るべきでしょう。管理釣り場で、お金を払わないで、釣りをする人がいますか?

お金を払いたくないなら、釣り堀ではない所に、行くべきでしょう。北海道では、ほとんどの場所で、タダで釣りができるのですから。

 

「超絶景色の良いイトウの釣り堀」とは言っても、釣れる魚は、ほぼ完全に天然の魚です。
川のイトウ釣りが好きな人からは、湖に閉じ込められたイトウは「体型が、これじゃない感がある」とか、「海に行かないのだから、陸封イトウであり、別の種類の魚だ」とか、贅沢な意見もあります。
しかし、ちゃんと1メートル以上のサイズもいますし、綺麗な透き通った鰭を持つ魚を、静かで美しい環境の中で、存分に釣れるのだから、そうバカにできないのではないでしょうか。


朱鞠内湖のイトウ釣りのポイントとシーズン

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朱鞠内湖でイトウを釣る一番の近道は、渡船を利用することでしょう。
これは釣りのポイントまで、船で送り迎えしてもらえるサービスで、周囲を森に囲まれ、大部分の湖岸にアクセスすることが困難なこの湖では、とても便利です。


また、持ち込みのボートでの釣りは、エリアが制限されていて、湖の一部でしか釣りが出来ません。
渡船では、そのエリア外へも送ってもらえ、ボートからは手付かずの広大なポイントを、一日貸切りで過ごせます。

たまに、個人で行っている釣りガイドを頼んで、ボートから釣りをしている人もいますが、当然その釣りのエリアも、持ち込みボートと同じエリアとなります。

誰でもアクセスできる場所で釣りをするのに、何万円ものガイド料を払って、マイボートに乗った人達とプカプカと肩を並べては、特別いい釣りが出来るわけではないのでしょうか。
先述のように、子供でも釣れる湖ですので、誰かに教えてもらうほど、特別難しい釣りでもありません。

そんなわけで、岸からバシバシ釣っている釣り人達からは、「私はバカな金持ちですって言っているようなものだ」という声も聞きますが、まあ趣味の世界ですから、他人の嗜好に口を出すことでもないでしょう。

 

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渡船が行われている時期が釣りやすいシーズンであり、釣れる目安にもなるでしょう。
春は5月の湖の解氷~6月くらいまで、秋は9月~11月くらいでしょうか。

だいたいの場合、渡船から降りた上陸地点付近が、一番のポイントです。それを信じて、一日投げては引っ張ってくるのを繰り返していれば、一度や二度のチャンスはだいたい訪れるはずです。一日で20匹近くイトウを釣った人もいますし、それが不思議でないくらい、魚はちゃんと生息しています。


湖での釣りの基本ですが、無風の状態では、魚を釣るのに厳しい状況です。風が吹き、ジャブジャブ波が出てきたらチャンスです。風の当たる岸側、向い風がベストです。
風が強ければ強いほど最高です。立っているのも辛く、ろくにキャストも出来ない状態でも、連続でヒットなんてことも珍しくありません。

 

ちょっと釣りをしてみたい場合。

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渡船などを利用せず、ちょっと釣りをしてみたい場合、この湖は山深く、道路から岸に出られる場所が少ないので、手軽に行けるポイントは限られてきます。

最も手軽なのは、入漁券の自動販売機の設置された管理棟すぐ前の、通称「前浜」と呼ばれる場所でしょう。

ボート屋があったり、観光客がいたり、この湖にしては騒がしく、雰囲気は全く良くありませんが、実は一級ポイントです。

 

おそらく人工的に作られた、砂利のなだらかな浜で、春でも秋でも風が吹くと魚がよく寄ります。また6月には、ここでウグイの産卵も行われ、それを狙ってイトウが集まります。

やはり人が多いと、魚の寄りが悪くなるらしく、人気の無い時ほど、いい釣りが出来ることが多いです。
また、立ち込むと魚が寄ってこなくなりますので、なるべく水に入らないことです。春先などは、夕方に静かにしていると、水深30センチほどの所まで、イトウは平然と入ってきます。
ですから、一人でも腰まで浸かっている人がいたり、過剰に水面をラインで叩く釣りをしている人がいると、釣れる可能性が低くなります。

極端な話、ウェーダーを履いていない、長靴やスニーカーの、ライトな釣り人の方が釣れることも多い場所なのです。

 

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