釣りにゃんだろう

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『北海道トラウトフィッシングツアー 2018』⑩ 忠類川 カラフトマス 実釣編

やはりカラフトマスがラスボスか。

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どちらかと言うと、カラフトマスを狙っていたのに、サケが2匹も釣れてしまった早朝。

イトウ・アメマス・オショロコマ・ヤマメ・ニジマスカラフトマス・シロサケを、一気に釣ってきたこの企画も、カラフトマスを残すばかりになりました。

陽も高くなってきましたが、なんとかカラフトマスを釣って、旅を終わりにしたいところです。

 

実釣。所要時間3時間。

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陽が高くなり、川の中の様子が、ダイソーの100円偏向サングラスを通しても、よく見えるようになってきました。

ちらほらと魚影が見える中で、一際デカく白っぽく見えるのは、最初に釣ったサケでしょうか。
他にも小さい黒い影を、何匹か見つけることができます。カラフトマスに間違いないでしょう。

とにかく、その魚の居る周辺を、しつこく流し続けますが、なかなか反応しません。
そこで、フライロッドに持ちかえると、なんと一発で魚がヒットしました。
小さなメスのカラフトマスです。この魚に対しては、随分ヘビーなタックルなので、アユでも釣れたように、スーっと寄せてきて、ネットに入れました。


これで試合終了じゃ。

と、思ったのですが、カメラをバッグから出していると、彼女はジャンプして難なくネットの中から脱走してしまいました。どうも私は、女には逃げられ続ける人生のようです。

 

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写真が撮れなければ、何の意味もないので、まだ釣りを終えるわけにはいきません。

そこからは、いくらルアーやフライを流しても、反応する魚が居ません。
下流に入っていた人々も続々と引き上げ始めました。

人がほとんど居なくなって、貸しきり状態となったので、他の人達がどんな場所で釣ってのか見てみようと、移動してみることにしました。

 

 

カップルが仲良く交互に何匹も魚を掛けていた場所に行ってみると、結構な数のカラフトマスが泳いでいます。
さっきまで私が居た場所はなんだったんだ、というくらいの魚の量の差です。

 

さっそくスプーンを投げてみると、なんと一発で魚がヒット。
またメスのカラフトマスです。
「今度こそ試合終了じゃ」と強引に寄せてくると、目の前でバレてしまいました。
どうやら女には逃げられ続ける人生のようです。

まだまだ、水中には黒い影が群れています。
気を取り直して釣りを続けると、オスのカラフトマスがヒット。しかし、これもバレてしまいました。

 

この時になって、朝からカラフトマスをバラし続けている原因に、ようやく気づきました。
使っているタックルがサケでも余裕があるくらいヘビーなもので、それを使ってサケが釣れた時のように、どりゃ!とファイトしてしまうと、口の柔らかいカラフトマスはバレてしまうようです。

とにかく、魚がヒットしたら、まずはサケかカラフトマスか判断して、カラフトなら優しく優しく、サケなら思いっきりファイトしよう、と自分に言い聞かせて、釣り再開です。

 

そしてまた、オスのカラフトマスがヒットしました。
優しく優しく。
じっくり寄せてくると、無事にネットイン。

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かなり小ぶりですが、可愛い顔つきの魚でした。

これで本当に試合終了です。

魚がそこそこ居て、人は多すぎず、このような清らかな急流で、あれこれと工夫しながら釣りを楽しめる。
なかなか貴重で素晴らしい場所だと思います。

 

また君か。

これにて、無事にイトウ・アメマス・オショロコマ・ヤマメ・ニジマスカラフトマス・シロサケを、実際に釣ることができましたが、ちょっと楽しかったので、後日また忠類川に来てしまいました。

カラフトマスの産卵が近く身体の変化が進んでいるからなのか、前回は川の中で黒く見えていた魚が、青白く見えます。

流れに投げ込むルアーは、今日もひたすら10グラムのチヌーク。
少し苦労して、魚をヒットさせると、優しく優しくネットに導いて、今回はバラさずに一発で釣れました。

 

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今回も、やはりオスです。
かなり背っぱり、エロそうな顔つきになって、前回の可愛さは失われていました。

ひたすらオスにモテ続けたまま、今年の忠類川での釣りを終えたいと思います。