ウェーディングシューズの靴底に、クリーツやスタッズと呼ばれるスパイクのような物を打つと、滑りにくくなるということになっています。
専用の物が売られていますが、メーカーによっては随分と高かったりします。
こんな物は原価は数円でしょうから、わざわざ買うのはバカらしくはないでしょうか。
そこで便利なのが、ホームセンターなどで数百円で手に入る、フランジタッピングネジというものです。
このネジは、ネジ山が六角レンチに対応した形になっていて、その中にドライバーの穴があるという特殊な形をしていて、少しクリーツに似た形状をしています。
先端は尖っていますから、ドライバーでウェーディングシューズのソールにねじ込むだけで使えます。
この時にあまり長い物を使うと、ソールを貫通してしまう危険がありますから、長さが10㎜以下のサイズの物にしておくのが無難でしょう。
もちろん、危険な長さはソールの厚さによって変わってきますから、ソールの厚さに余裕があるか、よく確かめる必要があります。
もしも、使っているうちにネジの先端がソールを貫通してしまったら、最悪ウェーダーのストッキング部に穴が開いてしまうことがありますから要注意です。
さて、このネジをウェーディングシューズのソールにねじ込めば、全く滑らなくなってバッチリ!
となるわけでは、残念ながらありません。
多少は滑りにくくなるものの、格段に滑りにくさが向上するわけではないのです。
ただ、これは純正のウェーディングシューズ用のクリーツにも同じことが言えますから、それだったら安いこのネジで充分なのではないでしょうか。
ちょっとは滑りにくくなるかなというような物に、お金をかけるのはもったいないですから。