釣りにゃんだろう

猫のように気まぐれに 独断と偏見に満ちた釣り情報をお届け

プレイボーイ紙日本版で釣りが取り上げられていた時代。

開高健氏の「オーパ」といった有名な釣り関連の話がありますが、あれはプレイボーイという雑誌の企画だったはずです。
それから、もう少し後の時代にも、浜野さんという人がアラスカで釣りをする話なんかも、プレイボーイの企画だったはずです。

 

 

このように、昔はおじさんが海外に行って釣りなどのアウトドア生活をする企画が、若者が読むお姉さんのグラビアが載っているような雑誌で行われていたのですから、ちょっと驚いてしまいます。

それだけ当時は、海外のアウトドアライフやスポーツフィッシングといったものが、関心を集めていたということなのでしょうか。

 

 

近頃は、キャンプブームであったり、釣りがちょっと流行っていたりと、なんとなくアウトドアブームがきていますが、ちょっと別次元の勢いを感じてしまいます。
お金がめちゃくちゃかかり、ともすれば命懸けになるような冒険をしに海外に行っていた昔と比べたら、近頃の雑誌のキャンプなどの企画なんて、笑ってしまうほどちんけなものでしょう。

 

 

まあ、今の時代にやろうとしても、そんなお金は出版社にはないでしょうし、そもそもが雑誌自体が絶滅危惧種みたいになってしまっていますが、世間の人達の関心度や熱量がかなり違うのは確かだと思います。

「お洒落な道具を使いキャンプ場でキャンプをする」、そんな話で満足している現代の人達というものは、本物のアウトドアライフを知らないし、求めてもいないのかもしれません。

昔の人達のように、クマがうろうろしているような本物の自然の中での活動の様子を知りたがっていたような熱はないのでしょうし、誰もがキャンプや釣りなんかを休日にちょっと行うアクティビティ程度にしか考えていないのでしょう。

 

 

本当にこの国の人達は小さくまとまってつまらなくなったものだなぁと、昔と今の雑誌の企画を比べると実感してしまいます。

釣りというものは、休日に行う趣味といった軽いものだけではないのですけどね。
そうではないことを、今の時代は、どれだけの釣り人が知っているのでしょうか。