たまに流れの中に魚が見えていて、その目の前にルアーやフライを何度も流し込むのに、全く反応しないことがあります。
どんな方法をとっても、川底にへばりついていて移動することもなく、ユラユラと泳いでいるだけなのです。
結構良いサイズの魚だったりする時は、意地になって1時間くらいあれこれと試してみたりするわけですが、どうにも反応しません。
こうなってくると、「あれは本当に魚なのだろうか?」とちょっと疑いたくなってきてしまいます。
自分は魚だと思っているけれど、実は沈木なんかじゃないのかと、信じられなくなってくるのです。
こんな時は、私はロッドを深く沈めてつついてみたりしてしまいますね。
そうすると、魚は大慌てで動きだし、警戒して安全な場所に逃げていってしまいます。
本当に魚だったと分かったわけですが、これで完全に釣るチャンスはなくなり、終わりということです。
私は、こんな微動だにしない魚は、最近釣られたことがあり体力が落ちているためにじっとしているのではないかと思っているのですが、本当のところはどうなのでしょうかね。
もしも、ただやる気がなくボーッとしているだけなのだったら、夕方なんかの活性が高くなる時間に、真面目に狙えば釣れたなんてこともあるかもしれません。
しかし、散々やって無反応だと、どうしても本当に魚かどうか疑いたくなってきてしまいますし、私はロッドでつついてみることを我慢できません。
落ち着いて半日後とかに釣り直してみれば、釣れていた可能性もゼロではなさそうですから、やはり我慢できるのだったら、魚をロッドでつついてみるなんてことは止めておいた方がよさそうですね。