なかなか魚が釣れない時に、「釣るぞ釣るぞ食え食え食ってくれ」というように思いすぎ、自分から殺気が出ていて、それが魚に伝わっているから釣れないのではないかと思うようなことはありませんか?
このようなことは、どんな釣り人でも考えるものですし、釣り人あるあるだと思います。
科学的根拠はゼロだが…
それでは本当に、釣り人から殺気が出るなんてことがあるのでしょうか。
「釣ってやる」と強く思うと、釣り人の脳あたりから何かが出て、それがロッドやラインやフックを通じて水中まで伝わり、魚がそれを察知して警戒心を抱く。
そんなことは、まずないでしょうから、科学的に考えれば釣り人の殺気なんてものは存在しないはずです。
このことは、釣り人もよく分かっているはずで、あまり本気で殺気説を信じている人はいないでしょう。
それでも、どうしてか、集中を欠いたり、諦めた時などに、魚が釣れるということが多い気がしませんか?
そういう時は、(もし殺気というものが存在するなら)殺気がゼロになっているような時ばかりです。
私なんかも、「今日はダメだなぁ」と思った直後に魚がヒットするという経験を、数十回は経験したことがあります。
この事実は、一体どう説明したら良いのでしょうか?
やはり釣り人からは殺気が出ていて、それが消えると魚は油断するのではないかと、どうしても考えてしまいたくなります。
このように、釣りは、科学的にも考えられますが、それだけでは説明できないような不思議なことが、沢山起こるものなのです。
運とか勘とか殺気とか、そんな不確かなものに、釣果が左右されてしまうものなのです。
こんな不確かさも、私は釣りの魅力だと思うのですが、皆さんはどう思われるでしょうか。