釣りにゃんだろう

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魚に警戒されないために、鷺の立ち方で釣りをする。

私は、小川沿いの道を毎日ジョギングしているのですが、子供の頃と比べると随分と川の様子が変わったものだと、よく関心させらています。

私が子供の頃は、妙な臭いの泡立った水が流れていて、魚も滅多にいないような川でしたが、排水の管理などが改善されたのか、今では澄んだ水が流れています。
そして、至るところにオイカワカワムツなどの小魚が泳いでいるのを見かけますし、それを綺麗なカワセミが捕らえる場面を見かけることもあります。

 

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なんとなく、環境というものは悪化の一途を辿っているような気がしてしまいますが、こうして改善されているような所もあるにはあるようです。
世の中のどこかには、こうした改善のために地道に働いた人達がいるわけで、偉い人もいるもんだなと尊敬してしまいます。

さて、そんな小川に居る生き物達の中で、最近私が注目しているのは、アオサギシラサギといった鷺の仲間です。

この小川の界隈では、最も大きな生き物だと思うのですが、この鷺達は意外と目立ちません。

魚の居るプールの周りなどで、ピタッと静止して立ちすくんでいることが多く、完全に「無の境地」といった雰囲気で気配を消しているのです。

おそらく餌である魚に気づかれにくくするために、鷺は気配を消して立っているのでしょうが、あの脱力具合といったら本当に見事なものです。

 

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あの姿勢には、我々釣り人も学ぶべきところが多いのではないかと、私は思います。

釣りをする時も、魚に接近しても、すっと気配を消して立っていると意外と気づかれないことがあれます。
これをさらに鷺レベルに無の境地で徹底することができれば、より魚を釣り易くなるのではないでしょうか。