釣りにゃんだろう

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釣った魚を食べることの危険さ。

以前、私が住んでいた場所の近くに、農薬工場の跡地というものがありまして、相当土壌が汚染されていたのか、長い間厳重に立ち入りが禁止されたまま空き地になっていました。

しかし、ある時からその土地で工事が始まり、建った建物はなんとマンション
今では、そこで沢山の家族達が暮らしているわけですが、なんだか気味が悪い話だと私は思います。

 

もちろん、土を入れ換えるとかそれなりの措置は取られているのでしょうし、土壌が汚染された上にマンションを建てても、それほど健康には害はないかもしれません。
けれど、あまりいい気分がする家ではないと思ってしまうのは、私だけなのでしょうか。

きっと、このような土地は日本中にあって、知らないうちに気味が悪い家に住んでいる人も沢山いるということなのでしょう。

それから、こういった土地から流れ出た物は、川を流れて海に注いでいるわけです。
農薬工場でなくても、日本中の田畑から農薬が流れ出し、川や海に注いでもいるわけです。
農薬だけではなく、排水や下水からも様々な有害な科学物質が、川や海に流れ込んでいます。

 

魚や貝や海藻というものは、そういった水の中で育ったものなのですから、100%安全なんてことはあり得ないでしょう。
汚染されていない湧き水で養殖したようなもの以外は、安全な魚介類なんてものはこの世に存在しません。

このように、海や川で獲れるものは、今すぐに健康を害するほどではないにしても、実はヤバイ物であることは間違いありません。

それじゃあ、食べるのを完全に止めるかと言っても、そうもいかないことがほとんどでしょう。

 

我々にできることは、せいぜい「ヤバイものを食べてるなぁ。でも元はと言えば自分たち人間が悪いのだ」と罪を噛みしめながら食事することくらいでしょうか。

もうすでに、もう解決策がないくらいに地球を汚染してしまったのですから。

魚釣りをして釣った魚を食べる時も、「きっとこの魚にも、我々人間が出した毒が入っているのだ」と反省しながら食べるとしましょうかね。