釣りにゃんだろう

猫のように気まぐれに 独断と偏見に満ちた釣り情報をお届け

「釣り百景」は、お笑い番組。

私は、BS-TBSの「釣り百景」という番組を見ていると、つくづく「これはお笑い番組なのだな」と思ってしまいます。

ちょっと前にも、大変笑わせてもらった回がありました。

 

bs.tbs.co.jp


気仙川水系で渓流のルアーフィッシングをするものだったのですが、出演者が衝撃的なロッドの持ち方をするのです。

テレビ番組なんかに出てくる人の中には、よく小指と中指でリールのフットを挟む持ち方をする人がいます。
それから、稀に人差し指と中指の間にリールのフットを挟み、ピストルのようにロッドを持つ人もいます。

これらの持ち方は、明らかに間違いですから、そんな人達が出演する釣り番組は「何やってんだかな」と笑いながら見るのが、正しい見方でしょう。

 

しかし、この回の釣り百景は、これらのお笑い出演者の更に上をいくレベルで、笑わしにかかってきました。
出演者は、なんとリールのフットを一切指で挟まず、ロッドのフォアグリップを握って持つのです。

これは遠くから見ても、「変な持ち方をしている人がいるな」と分かるくらい、かなりイカれたロッドの持ち方ですし、もう大笑いするしかないです。

しかも、そんな変なことをしている人が、プロアングラーだというのですから、これまた笑うしかないでしょう。

 

幸い(?)、そんな奇妙奇天烈な持ち方をしていても、器用に正確なキャストをしていましたが、窮屈そうに中指でフェザリングをしていたりして、そんなことをするなら、ちゃんとロッドを持ったらいいのでは?と、さらに笑いたくなってしまいました。

こういった明らかに間違った道具の使い方をする人は、どう考えても頭の良い人だとは思えませんし、そんな人があれこれとテクニックを説明したり、商品の紹介をしたところで、説得力はゼロでしょう。

もしちゃんと正しく道具を使っていれば、それだけで説得力がでてくるはずですから、本当にもったいないことだと思います。

せっかく、上手にちゃんと魚を釣れているのに、変な道具の扱い方をするだけで、全てを台無しにし、商品の宣伝をするための番組をお笑い番組に変えてしまうのですから、とんでもなく損をしているはずです。

 

このことに気づいたり、直したりしようとする人が、釣り業界では超大手のシマノという会社が提供する番組の周囲にいないとは、一体どうなっているのでしょうか。

釣り業界というものは、実は我々が思っている以上に、ポンコツな人間の集まりなのかもしれないと、こんな番組を見ていると思ってしまいます。