人は誰でも歳をとりますし、老眼にもなりますし、そんな状態でフライフィッシングをすると、フックのアイにティペットを通すのが、めんどくさくなることが多くなるのではないでしょうか。
私は、まだ眼はやられていませんが、それでも小さなフライを結ぶのが面倒で仕方ありません。
これで老眼になったら、ルーペやスレッダーを使うしかないのかなとは思っています。
まあ、それまで釣りに興味を持ち続けているかは不明ですけどね。
そんな煩わしさを少しでも減らすためには、小さいフライを使わないのも一つの手ではないかと思っています。
小さなフライを使わなければ、それだけラインを通しやすくなるはずだからです。
私は、今でも10番より小さいフライを使うことは滅多にありません。
14番などの小さなフライを使うのは、キャッチ&リリース区間のような魚のスレた渓流くらいなものです。
それでも魚はそれなりに釣れていますし、あまり困っていません。
感覚的には8番より大きいものだけにしても、今と同じくらい魚は釣れると思います。
確かに、小さいフライでしか釣れない状況もあるでしょうし、どうしても実際に飛んでいる虫のサイズに似せたフライでしか釣りたくない人もいるかもしれません。
しかし、それを年老いて尚、無理してまでやる必要はあるのでしょうか。
ストレスなく大きなフライだけで釣れる釣り場や魚だけを釣っていった方が、ずっと気持ちが良いのではないでしょうか。
小さなフライでしか釣れない釣り場には行かなければ良いのですし、小さなフライでしか釣れない魚は見逃してやれば良いのです。
私は、歳をとってチマチマとセコイことするのはなんだかなぁと思いますから、この小さなフライは使わないという方向性でやっていきたいと考えています。