釣りにゃんだろう

猫のように気まぐれに 独断と偏見に満ちた釣り情報をお届け

釣りが上達したかったら、一年間同じ場所で釣りをしろ。

よく昔から、釣りが上手くなりたかったら、一年間同じ場所で釣りをしろと言われています。
禁漁期間のある釣り場や凍結してしまう釣り場では、一年間釣りをすることは不可能ですから、これは1シーズン同じ釣り場に通えという意味でしょう。

 

よく釣れても釣れなくても、同じ釣り場に通うと…

f:id:nyandaro:20190610134306j:plain

日本は四季のある国であり、季節ごとに魚の行動や活性は変わることが多いはずです。
こうなってくると、1シーズン同じ釣り場に通っていても、いつでも同じ釣り方で釣れ続けるということは、まずないはずです。

安定して釣果をあげたいのなら、季節にあった様々な方法やポイント選びを覚える必要があります。

そして、その結果として、様々な釣り方が覚えられ、自分の釣りの引き出しが増え、釣りが上達するというわけです。

また、釣り方の引き出しが増えるだけでなく、判断力や決断力も養うことができます。
様々な季節や条件の同じ釣り場で釣りをすれば、「こういう時はこうすれば良いのか」ということを自分で発見することができます。

このことは、次に同じ釣り場に来た時にはもちろん役立ちますし、知らない釣り場に行っても「ここは、あの時の条件に似ている」と対応することができるようになります。

 

f:id:nyandaro:20190610134454j:plain

これが、一つの釣り場にみっちりと通ったことがなく、バラバラに様々な釣り場にツマミ食いのように釣りに行くとどうなるでしょうか。

その時々でよく釣れたり、釣れなかったりすることを繰り返すことになるでしょうが、それではその条件の時に自分の釣り方が本当に有効だったのか、他に方法はなかったのかなど、深く知ることは難しいでしょう。

毎回なんとなく手探りで釣りをして、なんとなく分かったような分からないような状態で釣り場を転戦し、しっかりとした芯のある自分の釣りが確率されないままで終わるのかもしれません。


時には邪魔をすることも。

f:id:nyandaro:20190610134632j:plain

しかし、このように1シーズン同じ釣り場に通い身に付けた自分の釣りが、時には邪魔をするようなことがあります。

釣り場の条件や状態というものは、場所によって実に様々です。
身に付けた自分の釣りが、他の場所ではまったく通用しないようなことも、時にはあるのです。

そのような場所では、自分の釣りという常識を一度捨てて、まっさらな状態で釣りをした方がよい結果が出ることもあるかもしれません。

「あの時あそこで釣れたんだから、ここでも通用するはずだ」といつまでも拘るのは危険であり、時には柔軟に考えることも必要でしょう。

 

f:id:nyandaro:20190610134744j:plain

以上のように、一年間同じ釣り場に通うと、間違いなく釣りは上達するものでしょう。
しかし、上達したからといっても、その自分の釣りばかりを信用するのは危険なことであり、時には柔軟な思考が必要なのかもしれません。