長くても30代で引退するサッカー選手(超人的な一部の選手を除く)。Jリーグでは野球ほどの莫大な年俸を得られるわけではないので、引退後の人生に苦労することも多く、その生き様は様々です。
千代反田充は、アサヒビールの営業マンに。
千代反田充選手は、愛称ちよたんで親しまれた名DFです。
1980年産まれ、東福岡高校、筑波大学卒。
アビスパ福岡→アルビレックス新潟→名古屋グランパス→ジュビロ磐田→徳島ヴォルティスとキャリアを重ねて、2014年に引退しています。
やはりアルビレックス新潟時代のプレーが、一番印象に強いでしょうか。
ロックバンド、BRAHMANのボーカル、トシロウに若干似ている、熱いイケメン選手でした。
引退後は名古屋グランパスのスクールのコーチを勤めるも、指導者の道を続けること考えられなかったようで一年で辞任。
その後、2016年にはアサヒビールに入社し、バリバリと働いている模様です。
千代反田選手が、このような仕事をこなせるのは、大卒のJリーガーであることも大きいのではないでしょうか?
高校、ユースからプロになり、サッカー漬けの生活を送ってきた選手が、いきなりサラリーマンになれるかというと、なかなか厳しい気がします。
様々なJリーグ選手のセカンドキャリア。
サッカー選手は引退したら、解説者か監督になる。
というのが、一般のイメージかもしれませんが、そのようなキャリアを重ねられるのは、ごく一部の有名な選手。
新しい人生を、苦労して切り開いていかなければならないものです。
まず、引退後、大学や専門学校へ進学するという進路があります。
自分の今後の人生に必要な知識や資格を得るためです。
一番考えられるのが指導者の道でしょうか。
スクール等のコーチを勤めながら、監督業を目指すなら、必要な資格取得を目指します。
しかし、監督というポストは限られているし、資格取得に時間もかかるので、誰もが目指すわけではないようです。
自分でサッカースクールを開いたり、フットサル場を経営することも多いようです。
セカンドキャリアを考えてか、現役時代から、フットサル場を持つ選手もいます。
他のスポーツ選手に転進した稀な例もあります。
競輪選手になった河野淳吾やプロゴルファーになったガンバや浦和でプレーした磯貝洋光などが有名です。
意外なのが政治家です。ある程度著名な選手に多いようですが、市議会議員などになる例が、いくつも見られます。
最近では、元浦和の都築龍太や元大分の高松大樹が、市議会議員になっています。
実業家として活躍する例もあります。
最も有名なのは、マリノスや仙台などでプレーした山田隆裕のメロンパンの移動販売事業でしょうか。
このように、元Jリーガーの引退後のキャリアは、非常に多様化しています。
あなたの身の回りにも、意外と元Jリーガーの人はいるかもしれませんね。