釣りにゃんだろう

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トラウトは食事の90%を、水面ではなく水中で食べている。

北米のフライフィッシングの動画を見ていたら、トラウトの仲間は食事の90%を水中で食べているという研究結果があると言っていました。

フライフィッシングをする人達からすると、もっと水面に浮かんでいる昆虫類を食べていると思うかもしれませんが、実際には、食事のほとんどは水中に棲んでいるものか水中を流れてくるもので済ましているらしいです。

 

 

これは、北米での話ですから主にニジマスなんかでの話でしょうが、日本の川の魚だって大きな違いはないのではないでしょうか。
確かに川の環境や魚の種類は違うことはありますが、そこまで魚の生態に違いがあるとは思えませんし、日本の魚だって食事の大半は水面ではなく水中で済ましているはずです。

そして、こういった傾向は、大きな川の大きな魚ほど強くなる気がしてなりません。
体が大きく目立つ巨大な魚は、危険を侵してまで水面まで姿を表さずに、基本的には水中でエサをとっているものではないでしょうか。

 

 

トラウトの仲間というものは、こういった生き物らしいですから、たまに日本のフライフィッシングをやる人に見られる「私はドライフライの釣りしかやりません!」みたいな人は、かなり損をしていることになりそうですね。

魚のエサを捕るチャンスの90%は捨てているわけですし、より大物を釣るチャンスも捨てていることになりそうなのですから。

「あえてチャンスを捨てでも、自分のこだわりの方法で魚を釣りたいんだ」と言い、ごく一部の水面のエサを食べている魚だけを釣りたいのなら良いのかもしれませんが、普通に魚が釣りたいのなら、あまりに視野の狭い釣りに固執するべきではいのかもしれません。