去年の秋頃でしたか、私は散歩している途中に、川に掛かった大きな橋を渡りました。
ちょうど夕まずめといった時間帯で、オレンジ色に染まった渇水気味の川面を眺めていると、 それなりの大きさの魚がライズしました。
30センチあるとは言えませんが、余裕で20センチはあるくらいの魚でしっかり太っていて、「低番手のロッドでなら、ちょっと釣ってみたいな」と思うような魚です。
そして、その川に生息する魚を考えてみると、そのライズの主はどうもオイカワのようなのです。
今まで私は、「0番とか1番の竿を買ってまで、小さなオイカワ釣りをするのは…」と敬遠してきましたが、このサイズが釣れるのならどうだろうか?と考え直したのです。
魚にそれなりの大きさがありますから、手持ちの3番ロッドでも楽しめるでしょう。
ちょっと山の方の川にヤマメ釣りなんかに行ったって、もっと小さな魚しか釣れないこともあるではないですか。
それが、このサイズの魚が散歩のついでに釣れるのなら、オイカワ釣りもありかもしれないと思い始めたのです。
おそらく大きなオイカワが釣れるのは夏以降とかなのでしょうし、春は他の釣りで忙しいので、今すぐに始めたいとは思いませんが、今年はちょっとオイカワを釣ってみても良いかなと思わされる魚との出会いでした。