昨今の情勢により、ちょっと懐かしい曲が再注目されています。
はっぱ隊の『YATTA!』という曲です。
この曲が登場した当時も日本の景気が悪かったりして、自殺者が増えていたそうですが、そんな空気を吹き飛ばすかのように、シンプルにバカに「葉っぱ一枚あればいい」「どんな小さなことでも幸せだ」ということを歌ったこの曲が大ヒットしました。
私も、当時は葉っぱ一枚で学校の文化祭のステージで、この曲を踊った記憶があります。
海外でも微妙にブームがきていたようで、もしも現在のようにYouTubeが発達していれば、世界的な大ヒットになっていたのかもしれません。
そんな曲が、ちょっと暗い雰囲気の現代でも必要とされているようで、また人気が出ているようです。
中でも、「息を吸える、息をはける、嫌になるくらい健康だ、everybaddy say やったー!」という歌詞は、現状を予言でもしていたかのようで、反響を呼んでいます。
困った時ほど、シンプルイズベスト。
シンプルなことは、逞しい。
葉っぱ一枚あれば幸せだ。
まさに、情報過多で物が溢れるの現代の人達が、もう一度確かめるべきことが、詰まった一曲になっていると思います。
このような「丸腰だから最強だ」というシンプルなことの強さというものは、釣り具にも言えることだと思います。
軽くて高反発で高性能な現在のロッドよりも、重くて太い古いロッドの方がずっと頑丈ですし、複雑で高性能な現在のリールが数年で壊れるのに、古いリールは40年50年使っても壊れなかったりするわけです。
やはり、物事というものは、シンプルなほど強いのかもしれませんね。
しかし、このシンプルさや頑丈さばかり突き詰めていくと、釣りはカツオの一本釣りみたいなスタイルが究極形になってしまうわけで、あれではあまりに趣味の釣りとしてはつまらないでしょうから、難しいところではあります。
まあ、あまり細かい釣り具の性能にはこだわらず、ほどほどにシンプルな釣りをするのが、一番良いのかもしれませんね。