私は、トラウトの仲間を釣るのが好きですが、考えてみると渓流でヤマメやイワナを本気で釣ったことがありません。
もちろん、そういった魚を狙って釣りをしている時も、釣りたいとは思っているわけですが、「なんとしても絶対に釣るぞ!」とまでは本気にはなれません。
釣れれば嬉しいには嬉しいですが、釣った後も何年も嬉しいというほど喜んだこともありません。

渓流のヤマメやイワナは、何日も何年も頑張って釣ったところで、せいぜい40センチくらいの魚しか釣れる可能性がないではないですか。
それを考えてしまうと、どうしたって、「まあ、なんとしても釣らなくてはいけない魚ではないな」と思ってしまうのです。
イワナでも、ごく一部の釣り場では、70センチ以上の魚が釣れるそうですから、そういった所なら、「よーし、釣るぞ」と張り切るかもしれませんが、やはりヤマメやイワナを釣る時は、どうしても「釣れればいいかな」くらいのやる気しか起きません。

釣りをする人の中には、年中ほぼ渓流のヤマメやイワナしか釣らないみたいな人達もいるようですが、そういった人達は、一体どういったモチベーションで釣りをしているのでしょうか。
魚釣りはサイズが全てではないですし、イワナやヤマメも、それ相応のタックルで狙えば、結構スリリングなやり取りができるでしょうし、何よりも特別美しい魚であることは分かります。
しかし、こういった魚ばかりを釣っていて、完全に満足できるほどの魅力は、私は感じないのですが。
やはり、時には魚に抱きついてこそ釣りなのではないかと、どうしても思ってしまいます。