釣りにゃんだろう

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ウェーディングができる管理釣り場 八千穂レイク

長野県は佐久穂町の八千穂高原に、八千穂レイクという池があります。
この池は夏期には管理釣り場として営業されていて、ウェーディングができたり、フローターが利用できたり、ちょっと面白い管理釣り場となっています。


八千穂レイク管理釣り場。

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八千穂レイクは、長野県佐久穂町という町にあります。
車では須玉ICから90分、諏訪ICから60分ほどとなっていて、意外と東京方面から近い場所となっています。

八千穂高原にはキャンプ場などもあり、避暑にはぴったりそうな場所ですし、蓼科や清里なども近く、リゾート感溢れる立地となっています。

八千穂レイクは、森の中にある周囲820メートルの貯水池です。

この池に、例年4月下旬~11月上旬の間、魚が放流されて管理釣り場として営業しています。

営業時間は、8:30~17:00。
一日券3500円、半日券2700円となっています。

しかし、シーズン券では、6:00~日没まで、管理棟のノートに名前等を記入して勝手に釣りができるので、年に何度か行く人はシーズン券がお得でしょう。

放流されているのは、ニジマスとイワナだそうですが、ニジマスの大きめの魚がメインとなっているようです。

 

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この管理釣り場の大きな特徴として、指定されたエリアでウェーディングができることがあります
自然の湖よりも魚影の濃い場所で、自然の湖のようにウェーディングできるので、湖のフライフィッシングの練習には最適な場所かもしれません。

 

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また、小さな個別の桟橋があり、気軽に釣りをすることもできます。
この桟橋には交代する時間が決まっていて、混雑時の利用は交代制となっています。
また、桟橋のすぐ上は遊歩道となっているので、フライのオーバーヘッドキャストは控えるルールとなっています。


実釣。

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さて、今回私は、たまたま近くに立ち寄る機会があり、「この山を越えると八千穂レイクではないか」と急に思いつき、前から気になっていた八千穂レイクにやってきました。

急に立ち寄ることにしたので、管理釣り場用のタックルというものは、何一つ持っていません。
車に積んであるもので、なんとかするしかありません。

管理釣り場で手っ取り早く魚を釣るには、フライが良いわけですが、2ヶ月ほど積みっぱなしにしていたフライロッドを、つい先週車から降ろしたばかりで、残年ながらフライロッドがありません。

テレスコ式のウルトラライトのルアーロッドがあったので、ロッドはまあこれで良いでしょう。

リールもあるにはあるのですが、巻いてあるラインはナイロン12ポンド…
釣り糸がこれしかないのですから、これでやるしかないでしょう。

ルアーも、スプーンの入ったウォレットがあったのですが、ほとんどが10~17グラムのものです。
いくつか4グラム程度のものがありますが、当然管理釣り場用のスプーンではなく、カラーが金や銀のものしかありません。
まあ、昔は管理釣り場でも、こういったスプーンで釣りが行われていたのですし、やってやれないことはないでしょう。

 

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8時30分に受け付けを済まし、池へと歩いていきますが、深い霧に包まれて、なんだか周囲がよく見えません。
綺麗な景色の写真だけでも撮れればと思っていたのですが、それも叶いそうにありません。

ウェーダーも持っていたのですが、履くのがめんどうですし肌寒かったので、迷わず桟橋ゾーンに向かいます。

すでに桟橋は半分ほど埋まっていたので、やはりこの釣り場を訪れるのはシーズン券の人が多いようです。

 

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ニジマスはライズを繰り返していますし、結構釣れています。
足元をよいサイズのニジマスが、何度も行き交います。
いわゆる普通の小さな池の管理釣り場のように、見渡す限り魚がうじゃうじゃいるわけでありませんが、キャッチアンドリリースで放流も行われているわけですから、かなり魚影は濃い感じです。

周囲の人々は、フライの人もルアーの人も順調に魚を掛けていますが、やはり私には厳しいです。

5フィートのウルトラライトのロッドに、12ポンドのナイロンラインで、4グラムのスプーンを投げると、泣きたくなるほど飛びません
まあ、そんなに飛ばなくても、魚は足元を回遊しているので大丈夫そうですが、問題は、この金キラのスプーンで釣れるかということです。
管理棟でマジックでも借りて、スプーンを塗ってしまおうかと思いましたが、結構大事なスプーンなので、ここで犠牲にすることもできません。

 

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もうボウズを覚悟しながら遠くを眺めていると、まさかのアタリがあり、かなり小さいですが、ニジマス君が釣れてくれました。

頭の丸い、先祖代々養魚場育ちの由緒正しいニジマスといった感じですが、圧倒的に不利な状況でしたから、とても嬉しく、魚には感謝の気持ちでいっぱいです。

というわけで、管理釣り場ではラインはナイロン12ポンドで良いということが分かったのが、今回の収穫でした。
まあ、かなりしんどい釣りだったので、フライタックルを持って、天気の良い日にもう一度くらい行ってみたいものです。